新興国の技術者に対する研修・教育

技術移転の推進

当社グループは、海外グループ会社を設立し、当社エンジニアによるグループ会社社員への積極的な技術移転の推進により、当該国におけるエンジニアリング産業の発展に貢献しています。

JGCフィリピン社における取り組み

現場での研修の様子

JGCフィリピン社では、エンジニアの能力向上が同社の企業価値の向上に寄与するという考えのもと、その能力を高める様々な取り組みを継続して行っています。
同社オフィスおよび当社本社での最新設計技術の習得のみならず、当社グループが世界中で遂行するプロジェクトへ同社のエンジニアを派遣することで経験・知見を蓄積し、育成を図ってきました。加えて優秀な人財を、部門マネージャーはもとより、経営マネジメントにも積極的に登用し、モチベーション・帰属意識の向上に取り組んでいます。
このような取り組みを継続し、当社のエンジニアリングセンターとしてエンジニアリング技術を高めるとともに、2016年には同国の建設ライセンス(AAAA)を取得することで、自社でEPCを遂行できる体制を整えました。

産学連携による次世代人財の育成

JGCフィリピン社での技術研修の様子

JGCフィリピン社では、社会貢献活動の一環として、インターンシップの受け入れを行っています。研修生は実際にオフィスで技術研修および一般研修を行った後に、複数の部門をローテーションしながら実際のプロジェクトに携わり、より実践に近い体験を経験しています。この取り組みによって同国内の大学や専門学校と様々な連携を確立し、地域社会のみならずフィリピン国内の次世代の人財育成に貢献しています。

資源国人財向け研修プログラム

研修の総括を発表するサウジアラビアからの研修生

当社グループは、資源国との関係強化を目的に、過去数十年にわたり、資源国の技術者や化学工学などを専攻する学生に対する各種研修プログラムを実施しています。プログラムを受講した多くの技術者が帰国後に自国の資源開発・産業発展に貢献しており、当該国におけるビジネスの拡大にもつながっています。
研修プログラムの内容は、派遣元各社・大学の意向や研修期間によって異なりますが、世界各国で豊富なプロジェクト遂行実績を有するエンジニアリング会社としての特長を活かし、プロジェクトの遂行管理や各種設計技術に関する実践的な講義やOJTが中心となっています。