Safety(安全)

安全成績

「安全」を全従業員の重要な価値観とし、継続的に追求してきた結果、業界平均や競合他社と比べて高い安全成績を維持しています。

海外建設現場では、不休災害も含めた安全指標である年間TRIR*1(Total Recordable Incident Rate)が過去5年間(2015~2019)で平均0.15を達成しており、業界でもトップクラスの安全成績を誇っています。 

  1. ※1TRIR(記録災害度数率)とは、米国労働安全衛生局(OSHA)が開発した労働災害の安全性を測る指標 。
国内建設現場では、国内での標準安全指標である休業災害度数率(LTIR*2)で、国内建設業全体の平均値0.85を大きく下回り、最高水準の安全成績を維持しています。
  1. ※2休業労働災害度数率(Lost Time Incident Rate :LTIR)は、休業労働災害の総件数に100万件を乗じて算出し、その年の全従業員の延べ労働時間で割ったもの。

HSSE意識醸成への取り組み

2020年のHSSE Conference

当社グループ全体での活動として、横浜本社では社長主催のHSSE Conferenceを毎年7月に開催し、社長のメッセージに続いて国内外のHSSEの取り組みを発表し、心身健康かつ災害のない職場づくりについて熱く議論を交わしています。また国内外の現場とリアルタイムで中継し、現場のHSSEの取組みを本社社員と共有することでHSSE意識の高揚を図っています。

国内外の現場及び拠点においては関係会社と共にJGC Safety Dayを開催し、この期間は当社の本社マネジメントも参加し、グループ一丸となって工事安全と交通安全を含むHSSE文化の更なる醸成を目指しています。

  1. HSSE:Health(衛生)、Safety(安全)、Security(セキュリティ)、Environment(環境)の頭文字をとったもの。
海外現場のSafety Dayイベント
海外グループ会社のSafety Dayイベント

安全のための9つのルール

当社グループは、労働安全において厳守すべき基本ルールとして、国際石油・天然ガス生産者協会(International Association of Oil & Gas Producers: IOGP)が策定した「安全のための9つのルール」を採用しました。
IOGPに加盟している顧客と共通の安全ルールを採用することで、ルール遵守に関するスムーズな連携が可能となりました。このルールを遵守することにより、HSSE基本理念である「すべての人が、健康で安心して働き、家族のもとへ無事帰る」ことを実現しています。

  1. 1.安全管理規定を順守する
  2. 2.槽内作業前には作業許可を取り必要な対策を講じる
  3. 3.安全運転ルールに従う
  4. 4.作業開始前の電気・圧力の絶縁・遮断の確認
  5. 5.可燃物および着火源の管理
  6. 6.ラインオブファイヤーに入らない
  7. 7.揚重作業計画と作業エリアの管理
  8. 8.有効な許可証のもと作業する
  9. 9.高所作業時の墜落防止対策
  • 危険導線上の位置取り

HSSE教育

基本的なHSSEの知識と技能を身につけることで、安全文化の醸成と共通化を図り、建設現場におけるHSSEの重要性を全従業員が理解できる環境づくりを整えています。
初めて現場に赴任する従業員は、3日間の安全衛生環境(HSSE)教育を受講する機会を設け、ここでは、赴任する建設現場の概要の説明と、遵守すべき「安全のための9つのルール」の徹底も行われます。

新入社員へのHSSE教育
海外現場でのHSSE教育
揚重作業のための吊具の点検
足場を使った高所作業の基礎トレーニング

また建設現場における危機感、臨場感を体験するために、仮想現実(VR: Virtual Reality)を利用した安全教育システムを開発しました。VR安全教育システムは、視覚や聴覚の他、振動や風圧、疑似墜落といった多種類の感覚を同時に体感することで、高い学習効果を実現しています。また、安全な作業環境や危険源を見つけ出すプログラムが備わっており、この最先端のシステムは顧客からも高い評価を得ています。

VR安全教育設備
足場のVR安全教育

現場安全の取り組み

海外の建設現場では、工事のピーク時にひとつの現場で数万人の多国籍労働者が作業を行います。安全作業に日々従事し、家族のもとへ無事に帰ってもらうために、安全朝礼では当社の現場マネジメントが積極的に安全メッセージを発信することで安全への価値観を深化させる努力を行っています。

加えて、工事安全を分かりやすく視覚的に捉えてもらうために、現場ごとに創意工夫しながらデモンストレーションなどを行い、全員に理解してもらうことで、現場安全文化の醸成に努めています。

国内の建設現場では、未熟練労働者の労働災害防止のため、CPA(ケアプログラムアプローチ)を導入し、建設現場全体で未熟練労働者をケアする活動を行っています。入構時に個人毎のケアプログラムを作成し、定期的に教育・訓練を行い、指名された熟練労働者とペアを組み、熟練労働者がコーチをすることにより、経験不足を補完し、安全意識の向上を図っています。

安全朝礼
安全デモンストレーション
バディによる現場コーチ
バディはそれぞれ、トレイニー/トレイナーヘルメットシールをヘルメットに貼り相互の意識付けを行う

HSSE KPI について

海外の建設現場ではHSSEに関するパフォーマンスを測定する指標(KPI: Key Performance Indicator)として、先行指標であるLeading Indicatorを4つ、遅行指標であるLagging Indicatorを6つ定め、HSSE目標の達成に向かってプロセスが適切に実行されているかどうかを継続モニタリングしています。

顧客からの表彰

当社グループは、国内外の建設現場における優れたHSSEの取組みが顧客から高く評価され、これまでに数々の表彰を受けています。

2017 Contractor Safety Excellence Award - Chevron Phillips
2016 International Safety Award-British Safety Council
2015 Safety Award - NCOSH
2013 HSE Excellence Award - Qatar Petroleum