プラント建設国の産業発展

建設したプラントが地域産業発展の礎に

マレーシアLNG社によるLNG生産量の推移

アジア最大級のLNG生産基地であるマレーシア国営石油会社(ペトロナス社)ビンツルLNGコンプレックスでは、現在9系列のLNGプラントが稼働しており、そのLNG総生産能力は約2,600万トン/年に上ります。当社は1980年代から30年以上にわたり、既存9系列すべての設計・調達・建設工事(EPC)に携わるとともに、プラント完成後も継続してプラントの生産能力増強・改造工事を遂行してきました。
同コンプレックスが所在するサラワク州ビンツル地区は、今日、マレーシアにおける石油ガス産業の主要地域の一つとなっており、同地域の産業発展において、当社が手掛けたLNGプラントがその中心的な役割を担っています。

マレーシア資機材メーカーを積極的に活用

当社は、マレーシア サラワク州ビンツル地区におけるLNGプラント建設に際し、多くの建設労働者の雇用を創出してきただけでなく、同国資機材メーカーを積極的に活用することで、プラント周辺産業の発展にも貢献してきました。
高難度の機器を同国メーカーに発注するケースでは、当社エンジニアが発注先の工場に赴き、現地の製造設備や設計者の技量に応じた技術指導を実施し、新たな技術の習得を支援しています。同国資機材メーカーの成長に寄与する当社のこうした取り組みは、国営石油ガス会社であるペトロナス社からも高く評価されています。

ベンダー技術支援グループの活動

溶接工向けトレーニングの様子

2017年に完工したペトロナス社向け第9系列LNGプラント建設プロジェクトでは、プロジェクト開始時から当社ベンダー技術支援グループのエンジニアがマレーシアの4つのメーカーに駐在し、塔槽類、熱交換器など、合計140基3,000トン分の機器の製作支援を行いました。
経験の浅い同国メーカーに対し、それぞれの能力と発注機器の難易度を総合的に判断し、技術支援を実施することで、品質要求を満たす機器を納期通りに製作することに成功しました。こうして実現される新たな実績は、メーカーによる他プロジェクト向け機器受注にもつながります。当社は、こうした取り組みにより実現される調達先との良好な関係を貴重な取引先資産と捉え、メーカーに対する技術支援を積極的に行っています。