エンゲージメント

当社グループの人財が、「2040年ビジョン」の実現へ向かって自らの能力を最大限に発揮していくために、働きがいのある制度づくり、インクルージョン&ダイバーシティの推進、働きやすい環境整備といったエンゲージメント向上のための幅広い施策を実行しています。

PEOPLE DAYの開催

当社グループでは、人事戦略を社員に周知・浸透させるとともに、マネジメントと社員同士や組織間のつながりを深めることを目的に、CHROおよびHROによる支援のもと、人事部門主導で「PEOPLE DAY」を開催しています。
午前と午後の2部制のイベントで、午前の部は部長以上は原則対面参加が必須となっています。例年、トップマネジメントや役員、部長など中心に200名以上が会場に集まり、オンラインでは機能材製造事業会社の社員も含めて約500名以上が参加しています。日揮ホールディングスや事業会社のトップマネジメントが組織やコミュニケーションなど社内の状況に応じた講話を行うほか、CHROから人事戦略の説明が行われます。加えて、組織力向上につながった社員による取り組みをグッドプラクティスとして、トップマネジメントやHROが表彰し、さらなる取り組みの推進を奨励するHR Awardというプログラムも実施しています。
午後の部では、マネジメント対談や国内外のプロジェクトマネージャーによるパネルディスカッション、日揮グローバルの設計拠点の役割を担うJGC Indiaの社員との交流など、毎年多様なプログラムを通じて、当社グループ内のつながりを強化しています。
今後も継続的に開催し、人財や組織、そして「つながり」を大事にする当社グループの文化として定着させていきます。

パーパスの自分事化(Purpose Journey 研修)

日揮グループのパーパス「Enhancing planetary health」の浸透に加えて、社員自身のパーパスを再認識してもらい、会社・個人の共通部分を言語化するという目的で「Purpose Journey研修」を実施しています。
自分の価値観を深掘りするプログラムや、客観的・定量的な指標から自分自身を分析する適性検査、自分のライフラインチャート(人生曲線)から自身の資質・強みを見つけ出すプログラムがあり、会社のパーパスが定められた背景を参加者同士で話し合い、会社のパーパスと個人のパーパスの共通項を見つけ出して、15文字程度に言語化したMyTaglineを作成しています。
2025年7月末時点で対象者の9割に研修を実施し、今後もキャリア入社者等の新規対象者に向け、継続して行っていく予定です。研修後に実施しているアンケートでは、当社グループのパーパスに対する納得度の平均が、研修実施前の2.58ポイントから4.13ポイントに上昇(5ポイント満点)しています。

自分自身のパーパス、会社のパーパス、My Tagline
PurposeJourney研修

組織診断サーベイ

エンジニアリング関連4社では、社員や組織の状況を定期的に把握し、各部門での組織力強化の取り組みにつなげるため、2023年12月より「組織診断サーベイ」を導入しています。エンジニアリング関連4社の全社員を対象に、年2回の頻度で実施しています。
本サーベイは、「会社に期待すること」と「満足していること」の二側面から質問を行う形式で、社員の期待度と満足度の両面を可視化します。期待度・満足度ともに高い項目は当社グループの強みと捉え、期待度が高い一方で満足度が低い項目は課題として認識すべきか検討のうえ、改善に向けた取り組みを実施します。サーベイ結果は、強み・課題の両面についてすべての部門長へ共有されます。また、人事部門内に専門の「組織開発支援パートナー」を設置し、部門ごとの課題の抽出から解決まで寄り添い、組織開発の観点から支援を行っています。
2025年6月に実施した第4回目のサーベイでは、対象社員の85%が回答し、「業界内での影響力」「魅力的な人財」「部下に対する公平な評価」「相互尊重の精神」などが当社グループの共通した強みであることが分かりました。一方で、課題については部門ごとに異なっていることから、組織開発支援パートナーによるフィードバックや支援のもと、各部門がそれぞれの課題に応じて具体的な対策を講じています。
サーベイの取りまとめや部門との対話を通じて、人事部門には組織の状態に関する情報が集約されており、今後は課題の解決に加え、取り組みが先行している部門のグッドプラクティスの共有なども含めた人事部門による伴走支援を強化していく方針です。今後も人事部門と部門長、CDMが一体となり、組織の持続的な成長に向けた取り組みを推進していきます。

働きがいのある制度づくり

新人事制度の導入

挑戦の実践・継続なくして「自ら変化を起こし続ける人財」への成長、挑戦風土の醸成はできないという考えのもと、2022年度に一部残っていた年功型要素を排し、職責や職務価値などに重きを置いた人事制度への改革を行いました。Pay for VALUEを基本思想に、発揮した価値(成果)を賞与と昇給に反映しています。また、職責や担う職務の価値に応じた手当を支給しています。

外部派遣(越境)施策の推進

働きがいを高めることを目的に、海外・国内への企業派遣や出向等の環境を用意し、現在130名を超える社員がグループ内外の企業で活躍しています。

リテンション

エンジニアリング関連4社は、人財グランドデザインに基づき、オンボーディングの強化やエンゲージメントの向上、社員に合わせた成長環境の提供などを通じて、人財の定着促進につなげています。

  離職率
2022年度 4.2%
2023年度 3.6%
2024年度 3.8%
  • エンジニアリング関連4社の社員約3,000人を分母とする。65歳未満の自己都合退職者のみを対象
    (参考):厚生労働省の雇用動向調査では、建設業の一般労働者の離職率は毎年10%程度。