エンゲージメント

当社グループの人財が、「2040年ビジョン」の実現へ向かって自らの能力を最大限に発揮していくために、働きがいのある制度づくり、インクルージョン&ダイバーシティの推進、働きやすい環境整備といったエンゲージメント向上のための幅広い施策を実行しています。

パーパスの自分事化(Purpose Journey 研修)

日揮グループのパーパス「Enhancing planetary health」の浸透に加えて、社員自身のパーパスを再認識してもらい、会社・個人の共通部分を言語化するという目的で「Purpose Journey研修」を実施しています。
自分の価値観を深掘りするプログラムや、客観的・定量的な指標から自分自身を分析する適性検査、自分のライフラインチャート(人生曲線)から自身の資質・強みを見つけ出すプログラムがあり、会社のパーパスが定められた背景を参加者同士で話し合い、会社のパーパスと個人のパーパスの共通項を見つけ出して、15文字程度に言語化したMyTaglineを作成しています。
2024年7月末時点で対象者1,900名に対し1,200名に実施しており、研修後に実施しているアンケートでは、当社グループのパーパスに対する納得度の平均が研修実施前の2.5ポイントから4.1ポイントに上昇(5ポイント満点)しています。また、8割の社員がパーパスに納得していると回答しています。

自分自身のパーパス、会社のパーパス、My Tagline
PurposeJourney研修
日揮グループのパーパスに納得度合いの回答者数

組織診断サーベイ

満足度の高い項目

組織の持続的な成長を促し、社員のエンゲージメントを高めていくことを目的に、2023年12月より組織診断サーベイを導入しており、第1回では93%の社員が回答しました。全32項目のうち、「業界内での影響力」のほか、「魅力的な人財」、「責任ややりがい」および「部下への支援・サポート」に加えて、「部下の意見に対する傾聴姿勢」や「相互尊重」など、プロジェクト遂行に重要かつコミュニケーションに関する項目について高い満足度が得られています。このように満足度の高い項目は全体的に一貫性があった一方で、低い項目は部門ごとに異なる結果になりました。そのため、低い項目については人財部、各部門長およびCDMが協働し、組織開発に取り組んでいます。今後は本サーベイの結果をもとに当社グループとして重視する項目の選定などを検討していき、「BSP2025」や「2040年ビジョン」の実現につなげていきます。

  • 対象は日揮ホールディングス、日揮コーポレートソリューションズ、日揮グローバル、日揮の4社の約3,200名

働きがいのある制度づくり

新人事制度の導入

挑戦の実践・継続なくして「自ら変化を起こし続ける人財」への成長、挑戦風土の醸成はできないという考えのもと、2022年度に一部残っていた年功型要素を排し、職責や職務価値などに重きを置いた人事制度への改革を行いました。Pay for VALUEを基本思想に、発揮した価値(成果)を賞与と昇給に反映しています。また、職責や担う職務の価値に応じた手当を支給しています。

外部派遣(越境)施策の推進

働きがいを高めることを目的に、海外・国内への企業派遣や出向等の環境を用意し、現在130名を超える社員がグループ内外の企業で活躍しています。