原薬プラント構築技術
基本構想からクオリフィケーションまでの一貫したエンジニアリング

近年、原薬製造設備は多様化・複合化が進んでいます。創薬対象も、昨今話題の中分子(合成ペプチド、核酸)や抗体薬物複合体(ADC)など、低分子から高分子まで多岐にわたります。当社グループは、これまで培った豊富なエンジニアリング技術を駆使し、複雑化する医薬品原薬設備の実現に向け、基本構想からクオリフィケーションに至るまで一貫したサービスのご提供が可能です。
化学合成原薬工場
化学合成原薬工場

当社グループはこれまで多くの化学合成原薬工場を構築してきました。そのなかで、封じ込めに対する要求の高まりに応じて、リスクアセスを利用した設備設計の考え方を開発するなど、先導的な役割を果たしてきました。当社グループは、連続製造を含め、常に新しい時代を切り開くための挑戦を続けています。
バイオプラント
バイオ原薬工場

抗体医薬をはじめとするバイオ原薬工場は、多品種製造・自動洗浄・自動滅菌への対応が不可欠であり、当社グループは高度なプラント設計・配管設計・自動シーケンス設計技術を駆使しています。また、培養技術については、当社グループ独自の技術開発として、細胞にやさしいバーサスリアクターの開発や連続培養への対応なども行っています。さらに、オールシングルユースプラントへも積極的に対応しています。
このように多種多様な技術が必要なバイオプラントに対して、当社グループは多くの建設実績を有しており、お客様のニーズに合わせた最適なプラントの構築が可能です。
攪拌槽の最適設計

CFD(Computational Fluid Dynamics)技術を駆使し、シングルユース製品を含む様々な攪拌槽の攪拌シミュレーション、伝熱シミュレーションを行うことで、当社グループは最適な形状を持つ攪拌槽の設計を行います。
単一熱冷媒システム(Flexthermo®)
2種類の単一熱冷媒を使った当社グループ独自の温度制御システム「Flexthermo®」(特許取得)を用いて、当社グループは幅広い温度領域を1種類の熱媒で管理する「高精度な温度制御」を実現します。
Flexthermo®の温度制御範囲

Flexthermo®の利点とフロー図

Flexthermo®用シリコーンオイル

高度温度制御
モデル予測制御を含む高度温度制御技術を用いて、当社グループは高精度(±0.1℃)な温度制御を実現します。また、晶析槽など、要求に応じて槽内の温度を直線的に下降させるプログラム制御を実現することも可能です。
モデル予測制御システム構成図
