連続製造技術

オイル&ガス分野で培った連続生産技術をライフサイエンスへ

連続生産は、医薬品製造のトレンドとして注目されています。当社グループは、米国CONTINUUS社と協力、連結カラム型フロー合成装置UT-01の開発、製剤の連続製造技術の調査、連続貧溶媒晶析技術や連続培養技術の開発などの活動を通して、連続生産の実現に向けて、これまでオイル&ガス分野で培ってきたエンジニアリング技術を結集し、医薬品生産のさらなる効率化へ貢献します。

原薬から製剤まで ~CONTINUUS Pharmaceuticals社との協力~

  • 当社グループは、米国のCONTINUUS Pharmaceuticals社(以下、CONTINUUS社)が開発した先進的な製造技術を導入し、原薬の連続生産を実現を目指します。連続的にかつシームレスに製剤までの連続化も可能です。
  • 本技術はボストン・マサチューセッツで、パイロットプラントが稼働中です。

  • 当社グループは、CONTINUUS社とともに、医薬品製造の発展に向けた機会の促進し、お客様との協議を進めてまいります。
CONTINUUS社連続生産コンセプト図
CONTINUUS社連続生産コンセプト図
CONTINUUS社パイロットプラント
CONTINUUS社パイロットプラント

連結カラム型フロー合成装置UT-01の開発

東京大学の連続フロー研究センターに参画する4社1機関(東京大学・タクミナ社・日本スウェージロックFST社、エヌイー・ケムキャット社および日揮)による共同で、連結カラム型フロー合成装置UT-01の開発致しました。スケールアップ検討に必要なデータを効率的に取得でき、少量試作も可能なベンチサイズ(反応器容積 ~1000mL)装置であり、分割可能なカラムを採用することにより、反応速度解析・多段反応・触媒寿命解析・反応速度制御に活用ができるという特徴を持っています。スケールアップ検討から少量生産までご活用可能な装置としてご提供致します。

連結カラム型フロー合成装置UT-01
連結カラム型フロー合成装置UT-01

製剤の連続生産技術

当社グループはいち早く製剤の連続生産に関する技術調査を行い、国内だけでなく欧米の装置メーカーとも技術共有を行っています。生産量、品種数、またプロセス条件に応じ、垂直方式・水平方式の提案、それぞれの方式に最適な物流・搬送方式の提案が可能です。
また、お客様のプロセスを理解し、例えば、下記図記載の各PATに対応した系外排出ポイントを考慮した設備構築、例えば、錠剤の特性(打錠後の膨張など)を考慮した設備構築(下記図記載のコーティング工程をバッチとするか、連続とするか)など最適な設備構築の提案が可能です。

固形製剤の連続生産

固形製剤の連続生産