持続可能な航空燃料(SAF)

持続可能な航空燃料の製造を推進

持続可能な航空燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」は、原料となるバイオマスや廃食油、都市ごみなどの生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルで、従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量の大幅な削減が期待できるとともに、既存のインフラをそのまま活用できる航空燃料です。世界的にCO2排出量削減への対応が求められるなか、航空業界においても、海外を中心に既にSAFの導入が始まっており、国内でもSAFの技術開発・製造・流通および利用を加速させる必要があります。

そうしたなか、日揮グループはSAFの国内初の大規模商用生産に向けて、(株)レボインターナショナル、コスモ石油(株)と共同で2022年に「合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY」を設立しました。2024年12月に廃食用油を原料としたSAF製造装置を完工、2025年3月にはSAFの製造プラントの竣工式を開催し、2025年4月から国内初となるCORSIA適格燃料の認証を得た国産SAFの製造を開始しました。SAFは原料や製造技術によってCO2削減効果が異なりますが、廃食用油を用いたSAFはなかでも低炭素性が高く、従来ジェット燃料と比較して84%のGHG削減効果が認められます。これにより、原料となる廃食用油の調達から国産SAFの供給までの一連のサプライチェーンを確立しました。

SAF製造サプライチェーンモデル
大阪府堺市にあるSAF装置(左)と廃食用油の受け入れ設備(右)

また、2022年3月には、(株)レボインターナショナル、全日本空輸(株)、日本航空(株)などと共同で、国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」を設立しました。本団体は、企業・自治体等が協調・連携して行動を起こし、SAFやカーボンニュートラル、資源循環の重要性を訴えながら市民・企業の意識変革を通じて行動変容につなげていくことを目指します。

国産SAFの商用化および普及・
拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」

さらに、廃食油の回収拡大に向けて、2023年4月に国内の廃食用油を原料としたSAFで、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトとして「Fry to Fly Project」を開始しました。各団体と連携しながらイベント出展やPRキャンペーンなどの取組を通して、廃食用油回収・認知拡大を行っています。本プロジェクトには数多くの企業、自治体、団体が参加されており、皆様が非常にユニークな取り組みを行っておられます。詳細は以下特設サイトをご覧ください。

国内資源を原料とするSAFで、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」

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