建設

高い技術と熱い情熱、極限の地に壮大なプロジェクトのフィナーレ

未開の大地、砂漠、ジャングル、極寒、オフショア、異文化の地。いかなる条件下においても顧客の要望を満たす巨大なプラント建設を無事完遂しプロジェクトを成功に導く。プロジェクトの最終段階である建設は、安全、工期、品質および予算を守る最後の砦です。

スタッフ・労働者・建機・資材といった建設リソースをグローバル規模で有機的かつ効果的に組み合わせ、最短の工期と最小のコストで安全と品質を担保した工事を遂行するための緻密な計画を立案します。遂行段階では、先進建設技術を積極的に導入しながら効率的な工法によって準備していたプランを実現します。また、多様なリソースを効率的に活用するため、IT技術を駆使したシステムを用い現場を管理します。

当社グループは、不確実な要素が多いプラント建設計画と遂行において、長年にわたり蓄積してきた建設マネジメントノウハウを駆使し、予期せぬ問題にも的確に対処しながらプラント完成というプロジェクトの最終目標に向かって、関係者一丸となった建設サービスを提供してまいります。

  1. 1フィージビリティスタディ~プロジェクト受注 段階

    世界中のあらゆる地域や環境において様々な目的を持って建設されるプラントは、一つとして同じものは存在しません。過去50年におよぶ海外での実績は、データベースとして蓄積されており、そのノウハウを最大限活用したリスク分析を行います。建設技術もAI、IoTの活用などで日々進歩しており、経験に基づく知見・ノウハウと融合し最適な建設計画の策定および的確なコストを算定し、プロジェクトの受注活動を支えます。

  2. 2プロジェクト開始~現場着工 段階

    プロジェクトチームにはE(設計)P(調達)C(建設)それぞれの分野のスペシャリストが遂行メンバーとして招集されます。 C(建設)を担当する建設グループは、現場経験豊富なコンストラクションマネージャーのもと、施工計画、工事契約、スケジュールコントロールなど、それぞれの知見を備えた精鋭メンバーが組織され、将来の建設工事を速やかにスタートできるよう準備にとりかかります。

    未開の地での建設工事は、キャンプやオフィス設営などの仮設計画も重要です。ビッグプロジェクトの建設工事遂行のために、世界中から最適なサブコントラクターの選定をして建設リソースも確保します。 また、早い段階からConstructability Studyと呼ばれる工事スケジュールや手順に基づく要求事項を立案し、上流工程である設計・調達にフィードバックすることによりプロジェクト全体の最適化をめざします。

  3. 3現場着工~完工 段階

    上流工程である設計・調達業務がピークを迎える中、現場の建設工事をスムーズに立ち上げるための準備が進められます。時には既存の川や池を移転して、環境保全を施しながらの建設地の造成工事や、既設構造物の撤去や地盤改良、大量の人員を受け入れるためのキャンプ設営など、初期の段階で解決すべき課題は山積みです。

    本格的な建設工事開始後には、各工事とその品質、スケジュール、膨大な数の人員および資機材に対して適切な管理を行うのはもちろん、進行中の工事のみに目を向けるのではなく、設計・調達に対するタイムリーな情報発信および共有、工事業者・顧客との緻密な折衝を行い、将来発生する可能性のある問題を予期することで、様々な局面で適切な方策を立案、実行することが求められます。

    日揮本社、海外グループ会社、そして世界中50か国の建設現場にて働く40,000人もの多国籍スタッフ・労働者が一丸となるための「完工に向けた強い決意とリーダーシップ」。それこそが当社グループが誇る高い建設遂行能力の源です。

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