有機化合物の高度脱水プロセス(蒸気相PSA技術)

複数の吸着塔を用いて、吸着(大気圧下あるいは加圧下)と脱着(減圧下)を繰り返すことによって、水を含んだ有機化合物から水を除去する高度脱水プロセスです。本プロセスは、従来法と比べ、ユーティリティ使用量が少なく、操作が容易です。

共同開発:日本合成アルコール株式会社

特長

  • 他の脱水技術(共沸蒸留、温度スイング吸着法)と比較して、第3成分(共沸剤)や高温熱源が不要です。
  • 操作(停止・再起動)が容易です。
  • 高度な脱水(100 ppm以下)が可能です。

適用

  • 有機化合物、特に水と共沸する有機化合物の脱水
    例: エタノール、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフランなど

実績

  • エタノール脱水 1基
  • イソプロピルアルコール脱水 2基
  • テトラヒドロフラン(THF)脱水 4基