廃止措置技術
原子力発電所の廃止措置は30年を超える長期的かつ複雑な廃棄物主導のプロジェクトであり、計画通りに廃止措置を完了させ放射性リスクを除去するためにも、近年ますます廃止措置の重要性は高まっています。
原子力発電所の廃止措置は取り組み内容により第1段階から第4段階までのフェーズに区切られて実施され、各フェーズで必要な技術は異なります。
このような廃止措置に対し、当社グループは放射性廃棄物の処理・処分施設の設計・建設および海外プラントの設計・建設で培った知見・経験から、廃止措置のあらゆる場面でソリューションを提供することができます。
日揮の廃止措置の取り組み
特長
- 1.原子力分野の規制や法令の立案に貢献した人材が多数存在します。
- 2.非原子力分野を含む20,000件を超える大規模プロジェクトの遂行経験を廃止措置管理に活用することができます。
- 3.放射性廃棄物処理・処分における豊富な実績・知見があります。
適用
プロジェクトマネジメント手法
30年を超える長期的かつ複雑な廃止措置の遂行を、海外プラント建設業務で培ったプロジェクトマネジメント手法を活用してサポートすることができます。
プロジェクトマネジメントの概要

放射能評価プロセス
放射能評価に関する豊富な知見に基づき、廃止措置の計画段階における物量インベントリ評価から最終的に廃棄体を搬出する際の放射能濃度決定(廃棄確認)まで、放射能評価に関する様々なシーンで評価・検討を行うことができます。
放射能評価のタイミングと実施内容

廃棄物処理
高線量樹脂処理
廃棄物処分
NR汚染分離
ワイヤーソーを活用したコンクリート表層分離技術により、建屋解体時に発生するコンクリート表層の汚染部分を分離し、残ったコンクリート部を放射性廃棄物でない廃棄物(NR)にすることが可能です。
ワイヤーソー工法
