DDR膜 - 天然ガスからのCO2分離技術

DDR膜プロセスはゼオライト膜を用いた高効率なCO2分離技術です。高濃度にCO2を含むCO2-EORに伴って産出される随伴ガスや天然ガスからのCO2分離に適しています。DDR膜は高いCO2/CH4選択率を有しており、天然ガスの収率が大きくなります。本技術は当社グループと日本ガイシ株式会社が共同で開発しています。

DDR膜の特徴

  • 高圧かつ高CO2ガス田へ適用可能(高CO2分圧に対する耐性)
  • 従来の有機膜に比較して非常に少ないメタンロス(従来の有機膜に対して1/10程度)
  • 経済的な1段膜システムを構築可能
  • 経時的にCO2が増加したようなガス田に対してレトロフィット可能
  • 世界で最も大きなゼオライト膜エレメント(世界で唯一、日本ガイシ株式会社のみ製作可能)
DDR膜プロセスのアプリケーション
DDR膜プロセスのアプリケーション
膜の1段システムと2段システム
膜の1段システムと2段システム

DDR膜エレメントの特徴

エレメントサイズ 直径: 180mm, 長さ: 1,000mm
1本あたりの膜表面積 12m2
エレメント形状 モノリス型
最大運転圧力 8MPaG
DDR膜エレメント(出典:日本ガイシ株式会社)
DDR膜エレメント(出典:日本ガイシ株式会社)
システム開発のステップ
システム開発のステップ

商業化に向けたロードマップ

現在実証試験を遂行中。実証試験終了後、商業化の予定。

商業化に向けたロードマップ