2019年ニュースリリース

2019/04/24

「IT経営注目企業2019」への選定について

日揮株式会社(JGC CORPORATION)(代表取締役会長CEO 佐藤雅之、横浜本社 横浜市西区みなとみらい2-3-1)は、経済産業省が主催する「IT経営注目企業2019」に選定されましたのでお知らせします。

このたびの選定にあたっては、無線センサーと3Dデータを用いたプラント建設生産性向上やLNGプラントの収率向上支援システム構築など、当社のデジタル技術活用に関する先進的な取り組みを評価頂きました。

当社は今後も、201812月に策定した「ITグランドプラン2030」に基づき、AI/IoTなどのデジタル技術を積極的に活用したビジネス改革に取り組んでまいります。

IT経営注目企業とは

経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を「攻めのIT経営銘柄」として業種区分ごとに選定して公表しています。「IT経営注目企業」は、「攻めのIT経営銘柄」に選定された企業以外で、総合評価が高かった企業又は注目されるべき取り組みを行っている企業などを選定するものです。2019年は、上場企業約3,600社のうち、攻めのIT経営銘柄に29銘柄が、IT経営注目企業に20社が選定されています。
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(ご参考)経済産業省プレスリリース https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190423004/20190423004.html

評価頂いた取り組み

  • 無線センサーと3Dデータを用いたプラント建設生産性向上

数千~数万人の労働者が従事する、海外のプラント建設現場では、労働生産性の向上と、自動化・省人化が課題となっています。当社では、無線センサー(RFID: Radio Frequency Identification)による労働者・建機のリアルタイム位置把握と3D CADデータを用いた建設工事シーケンスの詳細なコントロールを組み合わせた建設生産性向上支援システム「FieldOpt」を開発し、活用を進めています。
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(ご参考)FieldOpt詳細(当社HP該当ページ)https://www.jgc.com/jp/business/epc/construction/field_opt.html

  • LNGプラントの収率向上支援システム

一部のLNGプラントでは、気温や風向などの周辺環境によって収率が左右されるのが運転上の課題となっています。当社はCFD(流体解析)と気象データセンシングなどに関する技術を活用し、運転最適化のシミュレーションを通じて生産量アップを実現する「AIRLIZE LNG ®」を開発、LNGプラントの生産性向上に取り組んでいます。
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(ご参考)AIRLIZE LNG ®詳細(当社HP該当ページ)https://www.jgc.com/jp/business/tech-innovation/epc/airlize-lng.html