2023年ニュースリリース

2023/01/17

福島県浪江町で陸上養殖実証施設の地鎮祭を実施

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之、以下「日揮HD」)は本日、国内EPC事業会社の日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)の子会社である「かもめミライ水産株式会社」(代表取締役 臼井弘行)が、陸上養殖実証施設(以下「養殖施設」)を建設する福島県浪江町の北産業団地内にて地鎮祭を実施しましたので、お知らせします。

地鎮祭は本日午前940分から、浪江町 吉田栄光町長、日揮(株)取締役副社長執行役員 山口康春、かもめミライ水産(株)代表取締役 臼井弘行などの工事関係者が出席し、執り行われました。

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全体風景                                 鍬入れの様子

養殖施設については、202210月に日揮(株)、かもめミライ水産(株)および浪江町の三者で、立地に関する基本協定を締結しています。設備面は日揮グループが培ってきた技術力を駆使し、魚の生育環境をAIなどで解析しながら生産効率を高める完全閉鎖循環式の「統合環境制御システム」を備え、2024年2月に完成予定です。

かもめミライ水産(株)は、2024年春から養殖施設において生食向けに需要が高まっているサバの生産開始を目指しています。生産したサバは、地元水産業の活性化に加えて浪江町の新たな特産品となるよう、同町、いわき魚類株式会社(代表取締役社長 鈴木健寿)と連携しながら、福島県内をはじめ東日本を中心に広く流通させる予定です。

日揮グループは、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」で新たに掲げたパーパス"Enhancing planetary health"のもと、陸上養殖の普及を通じて海洋資源を保護しながら、人と地球の健やかな未来を創ることに貢献していきます。

※参考:日揮HDプレスリリース https://www.jgc.com/jp/news/2022/20220520.html

                https://www.jgc.com/jp/news/2022/20221004_02.html


陸上養殖実証施設の概要:

立  地

福島県浪江町北産業団地

敷地面積

約7,900㎡

延床面積

2,700

品  目

マサバ

生産開始

2024年春

生産目標

年間60トン(2027年目途)


かもめミライ水産の概要:
代表者

臼井弘行(日揮 未来戦略室)

設立日 2021年830
資本金 1億円
所在地 福島県浪江町
事業概要 陸上養殖分野の実証生産および技術開発
出資者 日揮95%、いわき魚類5



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陸上養殖実証施設の完成イメージ