2021年ニュースリリース
2021/03/04
次世代情報通信基盤の実現を目指す「IOWN Global Forum」に参画
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、国内エンジニアリング事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)が、このたび次世代情報通信基盤「IOWN※ (アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)」構想を推進する「IOWN Global Forum」(以下、IOWN GF)に参画いたしましたことをお知らせします。
IOWN GFは、最先端の光関連技術を活用した次世代情報通信基盤「IOWN」の社会実装を推進すべく、日本電信電話株式会社、インテルコーポレーションおよびソニー株式会社が発起人となり、2020年1月に設立された非営利国際団体です。IOWN GFは、業界を代表する世界各地の企業や組織を対象に参加メンバー(2021年1月時点:39社)を募り、今後参加メンバーとともにIOWN構想の構築、技術標準化を行い、2030年の実現を目指して取り組んでいく予定です。
日揮株式会社は、エンジニアリング企業として初めてIOWN GFに参画し、IOWN構想の実現に向けてエンジニアリング企業として培ってきた技術、知見、ノウハウを提供してまいります。加えて、IOWN構想の実現によって膨大な情報が瞬時に処理され高速で伝送されるようになることで、プラントの設計・調達・建設・メンテナンス役務やプロジェクトマネジメントシステムへの活用のみならず、安全かつ効率的なエネルギー・社会インフラ基盤の構築への貢献を目指していく予定です。
※ IOWN:最先端の光および情報処理技術を利用し、よりスマートに、かつ持続可能な世界を実現する将来の通信ネットワーク基盤。情報化が進む近年において、増大し続ける世界のデータ総量に対応するためには、情報通信システムの処理能力と伝送能力の向上、さらには情報処理に必要な電力消費の抑制が課題となる。情報通信基盤に、電子に代わり光子を用いることで、通信の大容量化、低遅延化を可能にし、処理能力と伝送能力の限界を克服できると共に、消費電力も現在の約100分の1に抑えることが可能となる。IOWNは、技術制約を克服することにより、究極の安全とセキュリティを実現し、持続可能な環境に優しい成長をサポートし、すべての人にとってより豊かで高度な社会を生み出すことを目指している。
(詳細情報はこちら https://www.rd.ntt/iown/)