2021年ニュースリリース

2021/02/10

カザフスタンでガス分離プラントの基本設計役務を受注

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤雅之)は、海外EPC事業会社である日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員:山﨑裕)が、202012月にカザフスタン共和国において同国営石油会社であるカズムナイガス社と傘下のKLPE 社が計画しているガス分離プラント建設プロジェクトの基本設計役務を受注しましたので、お知らせします。プロジェクトの詳細は下記の通りです。

1. 契約先

KLPE LLP
(本案件遂行のために設立された特別目的会社。近々カザフ国営石油会社カズムナイガス社(KazMunayGas)に吸収合併予定)

2. 建設場所

カザフスタン共和国 アティラウ地区

3. 役務範囲

日量957MMSCFのガス分離プラントに係わる基本設計(FEED Front End Engineering and Design)役務

4. 受注額

非公表

5. 納期

非公表

6. プロジェクトの概要

本プロジェクトは、KLPE社がテンギス油田の開発会社テンギスシェブルオイル社(Tengizchevroil。エクソンモービル、シェブロン、カズムナイガス等による合弁会社)が運営するプラントの隣接地にガス分離プラントを建設する計画であり、分離したエタン、は、別途計画されているポリエチレン製造プラントに原料として供給される予定です。

今回の受注に際しては、日揮グローバルが世界各地でガス処理プラントを手掛けてきた実績、ならびに当社グループがカズムナイガス社向けに2006年にアティラウ製油所近代化プロジェクトを成功裏に完工した実績などが、高く評価されたものと考えております。

低炭素・脱炭素化の動きが加速的に進む中で、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ない天然ガスは、今後も一次エネルギー源として、あるいはガス化学原料として需要の拡大が見込まれます。当社グループは、これまでに世界各地において30以上のガス処理プラントの建設プロジェクトを手掛けており、ガス処理分野における世界有数のエンジニアリング企業として、引き続き積極的に営業活動を展開していく所存です。