2020年ニュースリリース

2020/12/09

住友化学殿向けの高効率ガスタービン発電設備を受注

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、国内エンジニアリング事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)が、このたび住友化学株式会社が千葉工場において計画する高効率ガスタービン発電設備の新設プロジェクトに係わる設計・調達・建設・試運転役務を受注しましたのでお知らせします。プロジェクトの詳細は、下記の通りです。

1. 契約先

住友化学株式会社

2. 建設場所

住友化学株式会社千葉工場内(千葉県袖ケ浦市北袖21号)



3. 役務範囲

ガスタービン発電設備(出力:45,000kW以上)、排熱回収ボイラ(蒸気:80トン/h以上)の新設に係わる設計・調達・建設工事・試運転役務

4. 契約形態

ランプサム契約

5. 受注額

非開示

6. 納期

2023年秋

7. プロジェクトの概要

本プロジェクトは、住友化学株式会社が温室効果ガス排出削減に向けた取り組みの一環として、現在千葉工場(千葉県市原市)で運転している石油コークス発電設備を廃止し、二酸化炭素(CO2)排出係数の低い液化天然ガス(LNG)を燃料とする高効率なガスタービン発電設備を新設するものです。本設備の導入により、同工場におけるCO2年間総排出量の約20%に相当する24万トン以上のCO2排出が削減される計画です。

本プロジェクトの受注に際しては、当社グループが持つ卓越したエンジニアリング技術と海外におけるガスタービン発電設備の豊富な建設実績、ならびに顧客ニーズに対応する柔軟な提案力が総合的に評価されたものと考えております。

当社グループでは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境調和型社会」を掲げ、「環境負荷低減に寄与するプラント・設備の建設」、「低炭素・環境対応高機能材の製造」、「環境関連技術のビジネス化」の三つの観点で幅広い取り組みを行っています。

今後も、化石燃料の中でCO2排出係数の低いLNGプラントやLNGを燃料とする火力発電設備、太陽光発電所、バイオマス発電所などの再生可能エネルギープラントの建設に注力することにより、CO2の排出抑制に寄与し持続可能な社会の実現に貢献してまいります。