2020年ニュースリリース
2020/03/24
宮城県で国内最大級のバイオマス専焼発電設備 建設プロジェクトを受注
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、国内EPC事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)が、このたび宮城県石巻市において、株式会社レノバなどが推進する国内最大級のバイオマス専焼発電設備建設プロジェクトを受注しましたので、お知らせします。プロジェクトの詳細は、下記の通りです。
1. 契約先
合同会社石巻ひばり野バイオマスエナジー
(株式会社レノバ、東京ガス株式会社、ユナイテッド計画株式会社およびみずほリース株式会社で構成される事業会社)
2. 建設場所
宮城県石巻市潮見町
バイオマス専焼発電設備(出力:74.95MW)に係る設計・調達・建設工事(EPC)役務
ランプサム契約
5. 受注額
非公表
6. 運転開始
2023年(予定)
7. プロジェクトの概要
本プロジェクトは、株式会社レノバが主導する合同会社石巻ひばり野バイオマスエナジーが事業主体となって推進されるプロジェクトで、宮城県石巻市潮見町に出力74.95MW、年間発電量約530,000MWh(一般家庭約17万世帯の年間使用電力量に相当)の国内最大級となるバイオマス専焼発電所を新設するものです。発電用燃料は、木質ペレットおよびPKS(Palm Kernel Shell、パーム椰子殻)が使用される予定です。
本プロジェクトでは、顧客側がプロジェクトファイナンスを組成し推進していくことから、設備の受注者として完工リスクや技術リスクへの高い対応能力が顧客から求められました。今回の受注は、日揮グループが、長年積み重ねてきた国内外での数多くのプラント・設備の建設実績および技術力、ならびに日揮がこれまで株式会社レノバ向けに納入した岩手県九戸郡軽米町などにおける大規模太陽光発電設備の実績を高く評価いただいたものと考えております。
日揮グループは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)のひとつとして「環境調和型社会」の実現を挙げ、これまでLNG(液化天然ガス)プラントや太陽光、バイオマス発電設備などの再生可能エネルギープラントを世界各地で建設してきました。加えて2019年10月に日揮ホールディングスに新設した「サステナビリティ協創部」が主体となり、二酸化炭素の排出抑制、水素エネルギー(CO2フリーアンモニア)や廃プラスチックのケミカルリサイクルなどの環境関連技術のスピーディーなビジネス化にも注力しております。
日揮グループは、今後もプラント・設備の建設や環境関連技術の早期ビジネス化を図っていくことにより、持続可能な社会の実現に向けて貢献していくとともに、環境ビジネスの強化・拡大にも積極的に取り組んでいく所存です。
参考:【「石巻ひばり野バイオマス発電所」の完成イメージ】