INTERVIEWS

日揮だからこそ
実現できる未来を

経営企画・事業開発
2010年入社

入社の理由

大学では航空工学を学び、特殊な翼型を持つ風車や航空機を研究していました。大きなものをつくりたい、海外でスケールの大きい仕事をしたい、大学で学んだ流体力学や構造力学を活かしたい。就職活動の際、そうした軸で選んだのが巨大な機器を設計するプラント業界です。そして、海外ジョブのプロジェクトマネージャーになることを目標として、入社をしました。

現在の仕事内容

未来戦略室は、国内におけるEPC事業会社「日揮株式会社」の経営企画に加え、事業開発の機能を併せ持つ部署です。現在、日揮はEPC請負と事業運営を複合させたビジネスへの変革を目指しており、その道筋を示す「中期経営計画」を策定し、管理することが私の役割の一つとなります。これは経営企画のフィールドです。そして、もう一方の事業開発のフィールドでは、文字通り、日揮にとって新たな領域における自前の事業開発に取り組んでいます。その中での私の担当はエネルギー領域であり、スタートアップ企業との協創を生むコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の運営も受け持ちながら、投資先と連携した協創を進め、カーボンニュートラル達成の肝となる再エネルギーの導入拡大に必要な蓄エネルギーシステムの開発に取り組んでいます。

成長を感じたエピソード

スタートアップ企業と協創をする際は、お互いに最適な連携点を見つけるためにできるだけ話を膨らまさなければなりません。ですが、未来戦略室に異動するまでは設計エンジニアだったためか、話をすぐに完結させる方向に持っていってしまう癖があり、最初の頃は協創を断念することが多々ありました。しかし、その反省を活かし、広い視座と深い知識を蓄え、対等な立場でWin-Winな関係を意識したところ、投資承認につなげることができるようになりました。

海外での経験

入社2〜4年目で担当した複数の海外ジョブで、多くの主要機器を発注していたベンダーが、倒産や大幅な製作遅延をしてしまうことがあり、問題解決のためにインドネシアのベンダーに駐在をしました。トラブルの対処はもちろん、一刻も速く機器を現場に届けるための設計見直しは、問題解決能力や危機管理能力を高めてくれたと思います。また、インドネシアでは、現地語を使って現地のコミュニティに入り込むことで、多様性を受け入れられるようになり、人間性も広がった経験となりました。

これまでのキャリア

2010年
機器設計 軽油脱硫装置建設プロジェクト(シンガポール) 槽類担当
2013年
JGCインドネシア駐在研修 機器調達担当
2015年
石油精製・石油化学コンプレックスプラント建設プロジェクト(ベトナム) 現場駐在
2016年
ナフサ改質装置建設プロジェクト(インドネシア) 機器LE担当
2018年
ブチレングリコール製造プラント建設プロジェクト(国内) 機器LE担当
2021年
未来戦略室 異動

日揮グループのすごいところとは

日揮は、常にどこかしらで“危機感”を抱き、自ら何度も変革に身を投じて壁を乗り越えてきた歴史があります。そのため、常に形を変えており、数年前と今を比べると違う会社に感じてしまうほどです。変化する理由は、「いつの時代にあっても、産業、ひいては社会の基盤を支える存在でありたい」という創業の精神が根底に流れており、常に社会の変化に目を向けてパーパス(存在意義)を探し続けているからだと思いますが、そういったDNAを受け継ぎ続けているのはすごいことだと感じます。

これから挑戦したいこと

新たな領域における自前の新規事業の開発には、特に力を入れていきたいです。「千に三つが成功する」と言われる世界であり、偶然や運といったセレンディピティ要素があるのも確かですが、自ら動き続けることを何よりも大切にしなければならないと思います。マーケットを的確に読みながら、失敗を恐れずに探索の手を広げて事業の種を見つけ、それが日揮でしか解決できない社会課題とつながることが一番の理想ですね。

みなさんへのメッセージ

事業開発を目指す方は、自分がやりたいことに“芯”を持つことをおすすめします。事業開発は未来への挑戦なので、成功するかどうかは分かりません。そういったことを任せる時、どんな会社も「走り切る熱意を持っているか」を重視すると思います。一方で、その自分自身の情熱を客観的・多角的に見ることができる冷静さに加え、人とのつながりも大切にしてください。そして、就職活動においては、自分のやりたいことにマッチする会社を妥協せずに探すのがいいと思います。

Private

小さい子どもが二人いるので、休日は公園へピクニックに行くことが多いですね。その延長で、今年は家族でキャンプデビューをするための準備をしているところです。仕事でもそうですが、充実感を得るためには、先に予定を埋めることがいい方法だと思っています。それが目標になり、勉強や調べものなど自然と準備が進んでいくような気がしますね。

Event

社内では有志で開催している「各部署の取り組みの紹介」や「勉強のイベント」が多数あり、なるべく参加するようにしています。スタートアップ企業と協創するためには、まず自社のことを深く理解する必要がありますし、社内の専門エンジニアの方々の協力も必要です。こういったイベントは、知識を増やし、社内でのつながりも増やしていくのに大変役に立っています。

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