INTERVIEWS

誰もが納得する、
スケジュール調整力を。

スケジュールコントロールエンジニア
2013年入社

入社の理由

大学で石油と生物医学のプロセス工学を学んでいた頃、某エネルギー会社のガスプラント内の蒸留塔を修理する見積プロジェクトに携わる機会がありました。その際、課題に対する解決策を考えながら、コストを見積もるための初期的設計を行い、顧客に提案をする経験をしました。自身で準備した提案内容で納得していただいた時に達成感を感じ、社会でもこの専門性を生かしたいと考えたことが、当社を志望した理由です。

現在の仕事内容

プロジェクトコントロール部は、プロジェクトのスケジュールとコストについて、計画および管理を行う部署です。計画時には、顧客の要求と品質を満たせるスケジュールを作成し、実行予算を取りまとめる。プロジェクト遂行中は、計画に沿ってプロジェクトの運営が実行されているかをモニタリングし、計画との差異が発生した場合の原因の検証・分析および改善を考える。そうした中で私は、スケジュールのチームに所属し、スケジュールの作成、プロジェクト管理方法の策定、プロジェクトのモニタリング、計画値と実行値の差異分析などを行っています。スケジューリングで難しいのは、要求納期やプラントの規模はもちろん、建設する国のカントリーリスクや顧客の企業体質など、直接つながりがなさそうなところまで、思考を巡らさなければならないことです。また、他部署の連携も欠かすことができません。基本設計を行うプロセスエンジニアを担っていた頃から感じていることですが、一つの専門性のみでプロジェクトのスケジュールをすべてカバーするのは大変難しいのです。そうした俯瞰的な視点と調整力に加え、多様なコミュニケーションが必要な役割ですが、プロジェクトの様々な特長や制約を取り込み、メンバーだけでなく顧客を含む関係者が納得するスケジュールを作成し、実際にプロジェクトを成功に導くことができた時、成長と大きなやりがいを感じられます。

成長を感じたエピソード

私は社内ローテーション制度で、プロセス設計部からプロジェクトコントロール部に異動しました。プロセス設計部は上流工程専門業務ですが、プロジェクトコントロール部は、プロセス設計部から試運転作業までプロジェクトの一連を見ることができる部です。そのため、各専門部がどのように連携しているかを確認することができ、それまで理解できていなかった「プロジェクトが成り立つ様」を知ることができました。それまでやってきた業務とは、まったく異なる視点でプロジェクトに携わったことで成長できた経験です。

海外での経験

カタール、ベトナム、ロシアの建設現場へ駐在したことがあります。カタールでは回転機の試運転管理を担当し、ベトナムとロシアでは主に顧客やライセンサーのコメント対応を担当していました。特に苦労したのは、プラスマイナス45°の厳しい自然環境の中で、体力が続かないことでした。しかし建設と試運転は、私たちの最終成果物であるプラントを顧客に納品するための最終フェーズであるため、最後まで責任感を持ってやり遂げることができた時には、成長を実感しました。

これまでのキャリア

2013年
プロセス設計部 LNGプラント建設プロジェクト(カナダ)FEED担当
2014年
試運転部 ガスプラント建設プロジェクト(カタール)現場駐在
2015年
プロセス設計部 海上LNGプラント建設プロジェクト(マレーシア)EPC担当
2016年
プロセス設計部 ガスプラント建設プロジェクト(バーレーン)EPC担当 プロジェクトエンジニアリング部 石油プラント建設プロジェクト(ベトナム)現場駐在
2017年
プロセス設計部 石油プラント建設プロジェクト(国内)FS担当 プロジェクトエンジニアリング部 LNG建設プロジェクト(ロシア)現場駐在
2018年
プロジェクトコントロール部 石油建設プロジェクト(インドネシア)見積担当
2019年
プロジェクトコントロール部 LNG建設プロジェクト(パプアニューギニア)見積担当
2020年
日揮株式会社 コアクト室 バイオマスプラント建設プロジェクト(国内)見積・EPC担当
2021年
日揮株式会社 コアクト室 医薬プラント(国内) EPC担当
2022年
プロジェクトコントロール部 LNG建設プロジェクト(アメリカ)FEED担当

日揮グループのすごいところとは

当社では、世界中のプロジェクトに携わることができるので、様々な国籍の人々と出会うことができます。また、結婚や出産を経験しながらも、仕事と家庭のバランスを取って長く仕事を続ける女性がたくさんいます。そうした多様なバックグラウンドの人々と一緒に働くことができ、年齢に関係なく自分の意見を発言できる風通しのよさがある中で、日々確かな成長を実感できることが当社のすごいところだと思います。

これから挑戦したいこと

プロジェクトコントロールエンジニアとしてさらなる知見と経験を積み、将来はプロジェクトコントロールマネージャーを任されるようになりたいと考えています。また、スケジュール予測や管理をより効率的に行えるよう、プロジェクトコントロールの技術開発にも挑戦していきたいです。

みなさんへのメッセージ

就職活動期間は、不安や焦りを感じると思います。しかし、説明会や面接は、様々な会社の人とお話をするチャンスです。できる限り多くの人に会い、色々な経験を聞くことで、将来の理想像に出会えたり、一緒に働きたいと思える人に出会うことができると思います。ぜひ、活動の範囲を広げてたくさんの出会いを作り、なりたい自分を見つけていけるように頑張ってください。

Private

プロジェクトにより仕事の忙しさやピークが異なりますが、ピークが過ぎた時には長期休暇を取得し、仕事とプライベートをバランスよく調整するように心がけています。ここ近年の休日は、スノーボードやゴルフを楽しんでいることが多いですね。

Event

年に一度、海外支社のプロジェクトコントロール担当者を横浜本社に招集し、グローバルサミットを開催しています。各社のノウハウを共有しながら、当社グループ全体のプロジェクトコントロール標準を決めることが目的です。各国の要求に応えている海外支社の実績は学ぶことが多く、大変参考になりますね。また、部内では月に一度、技術の実務講座を行い、知識・知見の共有や意見交換を行うことで、部門全体の業務思考能力の向上を図っています。

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