INTERVIEWS

解決力と柔軟性を持つ
先導者として。

プロジェクトエンジニア
2019年入社

入社の理由

大学では大気環境工学を専攻し、大気中のVOC(揮発性有機化合物)を微生物の働きで除去するという研究に励んでいました。VOCは、光化学スモッグやPM2.5などの原因物質であり、発がん性も疑われるため、人が生活する上で無視できないものです。この研究を通して、社会や人々の生活を根底で支える仕事を志望するようになりました。そして、国や世界の発展を支えるプラント業界に興味を持ち、当社への入社を決めました。

現在の仕事内容

見積・EPC・試運転を一貫して管理するプロジェクトエンジニアとして、様々な業務に取り組んでいます。オーケストラの指揮者のような立ち位置であると考えてもらえれば想像しやすいかもしれません。常にプロジェクト全体を見渡し、一つの巨大なプラントを作り上げるために複雑に絡み合う各部門を、コントロールすることが主な役割です。特にコスト、品質、スケジュールに対しては強い意識を持つ必要があり、顧客に納得してもらえるものを、決められた予算内かつスケジュール通りに納めなくてはなりません。また、プロジェクト遂行時には、予想もしていなかった問題がたびたび発生します。それらの問題に対しては自らがリードして、各部門やベンダーとともに臨機応変でありながらも迅速に対応にあたり、解決へつなげることもミッションです。そうした仕事の中で感じるやりがいは、やはり社会貢献性の高さを実感できるということですね。入社後に配属されたライフサイエンスソリューション部で、私はインフルエンザワクチンプラントのプロジェクトに参加しました。インフルエンザワクチンは、日本国内で年間約2,500万本が使用されていますが、その需要は年々増加しており、毎年供給量の不足が報じられるほどです。この課題を解決するためのプラントになるため、まさしく入社前に思い描いていた「人々の生活を根底で支える仕事」に従事することができ、有意義な日々を過ごしています。

成長を感じたエピソード

入社3年目に、過去最大規模の医薬プラント建設プロジェクトに携わりました。建設予定地が隣接している先行プロジェクトの設計思想を踏襲して設計を行っていましたが、基本設計フェーズの終盤に、諸官庁から、その設計思想を逸脱する想定外の指導を受け、当時計画していたレイアウトが完全に崩壊してしまう状況に陥いりました。社内で機器配置の再検討を進めると同時に、他県の事例をくまなく調査しながら、官庁との協議・交渉を続けました。その結果、特例条件付きながら、官庁の要求を満たす新たなレイアウトを早急に認可させることができました。社外・社内の両方に働きかけながらトラブルを解決したこの経験は、成長につながったと思います。

海外での経験

入社1年目から2年目にかけ、建設から試運転、引き渡しまでを、国内現場に駐在して携わりました。建設フェーズでは機器の搬入を担当したのですが、医薬プラントは建屋内に作るため、搬入の順序や経路、手段が制限されてしまいます。さらには、短期間で全機器の搬入をしなければならず、複雑かつ緻密なスケジュールを立てる必要があったのですが、機器の納期遅延が多発するという事態も重なってしまったのです。なんとか解決するため、複数のベンダーと常に連絡を取り合いながら、幾度も計画の立て直しを行いました。

これまでのキャリア

2019年
ライフサイエンスソリューション部配属 インフルエンザワクチンプラント建設プロジェクト
2021年
合成原薬製造棟新設プロジェクト

日揮グループのすごいところとは

どんな困難に遭遇しても、最後までやり遂げる力を持っていることが、当社のすごいところだと思います。一見すると為す術がないように見える問題にも、社員一人ひとりの能力の高さと粘り強さで立ち向かい、解決方法を導き出しています。また、若手に裁量を持たせる社風も魅力的ですね。新入社員であっても、重要な仕事を任せてもらえるため、日々成長を感じながら、意欲を持って仕事に取り組むことができています。

これから挑戦したいこと

入社1年目からプロジェクト部に配属されたため、プロジェクト全体を俯瞰的に見渡すマネジメントのノウハウを学ぶことができました。しかし、プロジェクト部の先輩社員の方々が、各専門部と対等に渡り合いながら課題を解決する姿を見ていると、自分にはまだ設計の知識が十分でないと感じることも多いです。そのため、設計部門で一度経験を積んでみたいと考えています。そして、将来的には専門性を兼ね備えたプロジェクトエンジニアになりたいですね。

みなさんへのメッセージ

学生時代の経験を振り返る際には、何をしたかだけではなく、なぜその行動をしたのかという理由や、当時はどんな想いを持っていたのかなどについて、自問自答を繰り返すとよいと思います。当社の面接でも、自分自身の経験を細かく質問された記憶があります。会社側も学生のことをよく知りたいと思っているはずですし、経験を整理しておくと質問には答えやすいはずです。また、これまでの自分を深く知ることによって、自分自身の将来なりたい姿も明確になると思いますよ。

Private

休日の楽しみは、駐在先である新潟県のおいしいご飯を食べることです。米どころとして有名な新潟ですが、お米や日本酒だけでなく、日本海の魚介類や肉類も絶品です。同じ現場の先輩と一緒に外食に行くことも多いですね。現場での勤務はハードなこともありますが、おいしい食事や楽しい先輩方のおかげで乗りきることができています。

Event

新入社員が企画するビアパーティが記憶に残っています。全社員はもちろん、社員の家族やお客様などを招き、「大さん橋ホール」で行われる大規模な催しです。運営組織は幹事長の下に営業部や調達部などの8つの部門が枝分かれしています。そうした各部の力を合わせて一つのイベントを作り上げる様子は、まさに当社のプロジェクト遂行の縮図です。同期との仲も深まり、とても楽しいイベントでした。

#TAGS
  • ALL
  • 事業
  • プロジェクト
  • DX
  • 理系
  • 文系
  • 女性活躍
  • 設計
  • 開発
  • マネジメント
  • 機械・設備
  • 新規事業
  • コーポレート
  • 一覧
  • 組織
  • 制度
  • 採用情報