PROJECT
SESSIONS
02

積み上げた力と情熱で、
日揮と地球に持続可能な未来を

日揮の揺るぎない力である、EPCとプロジェクトマネジメント。それらを活かしながら次の未来を切り拓いていく。そんな新規事業を創造していくためには、何が必要なのか。実際に新規事業に携わる4名の社員が集まり語り合いました。そのリアルな会話から、仕事内容に加え、やりがい、考え方、大切にしていることなどをぜひ知ってください。

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Members

山本(仮名)
日揮ホールディングス
株式会社
サステナビリティ協創部
2014年入社
木村(仮名)
日揮ホールディングス
株式会社
サステナビリティ協創部
2004年入社
松本(仮名)
日揮株式会社 未来戦略室
2011年入社
山田(仮名)
日揮株式会社 未来戦略室
2019年入社

Session.01

社会課題を解決し、
新しい未来を生み出す

木村
サステナビリティ協創部は、当社グループの新しいビジネスモデルを創出することをミッションとしている部署です。部門の名前の通り、サステナビリティに資するということが大きなポイントとなります。資源循環、CO2マネジメント、バイオを注力分野としており、国内外企業、研究機関、政府機関など、様々な外部パートナーとの“協創”を通じた事業開発を行っています。
山本
顧客から要望を受けてプラントを建設する「コントラクター」が、世間的な日揮のイメージだと思いますが、サステナビリティ協創部では当社が事業の主役となれるよう「プロジェクト開発者」の立場でビジネス創造に取り組んでいます。技術開発、インキュベーション、顧客価値創造、新事業DXから成り立っており、技術開発から事業創出まで一貫して遂行できる体制があることが強みです。
木村
私たちはメーカーではなく、ベースにあるのは技術の目利き力とプロジェクトマネジメント力です。これまでの歴史の中で育ってきたそれらを一歩スケールアップしたり、足りないピースを揃えたり、そういったことをして事業を生み出しています。
松本
サステナビリティ協創部と私たちが所属する未来戦略室は、兄弟みたいなものですよね。どちらも同じくらいのタイミングで設立されました。サステナビリティ協創部は国内外を対象としており、一方で未来戦略室は国内に特化していることが大きな違いです。
山田
未来戦略室の柱は、「カーボンニュートラルの実現」「持続可能で強靭なインフラの構築」「人生100年時代を見据えた生活の質の向上」「産業のスマート化」の4つであり、日本社会の課題を解決するものです。また、日揮株式会社の経営企画の機能も併せ持っており、単年度・中期経営計画の策定、マーケット調査、M&Aなどの会社経営に関わる特命事項の対応なども行っています。
山本
どちらも社会の課題を解決するための新規事業をつくり出しているわけですが、既存事業であるEPCとは離れたものをやろうとしている点で、総合商社の仕事に近くなってきていますよね。しかし、木村さんの言うように、私たちには技術力とプロジェクトマネジメント力があり、これが大きな強みになっていることは間違いありません。我々が既存事業で培ってきたこれらの強みは、事業開発におけるステークホルダーからも認識されており、事業開発の計画から実行まで、あらゆるフェーズで日揮が頼りにされていると感じます。

Session.02

関わるすべてに
ベネフィットをもたらす

松本
みなさんは、新規事業をつくる際にどんなことを意識していますか?
山田
私は、相手を想うことを大切にしています。新規事業は私たちの力だけではなく、パートナーの力も必要不可欠です。そのため、相手が何をやりたいのか、何を望んでいるのか、そういったことをしっかりと把握することを大切にしています。
木村
本当にそう思います。グループ内の様々な部署との連携も欠かせないですし、すべてのステークホルダーを想うことが大事ですよね。
松本
また、個人のパッションも大きな要素になると思います。新規事業は中々うまくいくものではありませんから、相当な熱意を持っていなければどこかで折れてしまいます。だからこそ、どんなに叩かれても、繰り返し挑戦していく、そんな気持ちと胆力が重要です。
山本
「胆力」という言葉はしっくりときますね。確か未来戦略室の室長は、入社以来ずっと農業をやりたいと考えていて実際に実現されたんですよね?
山田
そうですね。ロシアで植物工場の立ち上げをし、ビジネスとして成功させて日本に帰ってきました。ずっとぶれずに農業への想いを持ち続けて、行動されてきたからこそ叶えられたのだと思います。また、そういったパッションを大事にしなければならない一方で、将来性がなければ事業として成り行かないということも意識しなければなりませんよね。
木村
いくら新しいものが生み出されたとしても、マーケットが存在しなければ広げていくことができないですからね。
山本
私が携わっていた中で、実際にマーケットが見つからずに断念した事業があります。
木村
ただ、撤退というよりは一次休止みたいなイメージですよね。社会の情勢が変わればマーケットが生まれるかもしれないですし、何がトリガーになってその技術が活かされるか分からないですからね。例え、頓挫したとしても決して無駄にはなりません。

Session.03

これまでの積み重ねを
活かしていく

木村
これまでに携わってきた新規事業の中で、印象深いものは何ですか?
山田
まさに今やっている「陸上養殖事業」ですかね。日揮の中では特に異色な事業です。
松本
日揮で魚?と思われるかもしれないですが、これはEPCおよびプロジェクトマネジメントの力が活きているんですよ。洋上の養殖とは違い、陸上養殖は工場に近いものなんです。そこに我々の技術や知見が活かされています。後は、唾液を使って特定の疾患を発見する「バイオマーカー」も面白い事業ですよね。
山田
ある大学の教授がバイオマーカーの研究をされていて、社会実装をしたいということで当社に声をかけていただいたんですよ。現在、日揮における様々なパートナーの技術を組み合わせることで、実現に向かっています。大学、スタートアップ企業、大企業などの要望に、日揮がEPCやプロジェクトマネジメントの技術に加え、あらゆるつながりを活かして、社会実装を可能にしていく。そういった進め方もあります。
木村
実現させるために、自社にとらわれず外部のリソースをフルに使う。自由に様々な組み合わせができるからこそ、実現できるんですね。一方、サステナビリティ協創部で印象に残っているのは、インドネシアのパームオイルに関する事業でしょうか。
山本
そうですね。インドネシアのパームオイル工場で生じる廃液から、天然ガスの代替燃料として注目されているバイオメタンを製造し、同国のクリーン燃料需要家に供給するという内容です。これは「脱炭素化」を実現させるための事業ですね。いわゆるバイオの領域で技術的には難しくないことなのですが、ここで活きたのは現地における当社のプレゼンスです。
木村
顧客となる現地の国営石油会社も日揮のことを認知していますし、こちらも現地のことをよく知っています。事業を行うためには、パートナーリングや当国の規制、現地住民との折り合いといった部分が大切になりますから、そこで当社のプレゼンスが発揮されたと思います。
山本
この事業を行うにあたって日本のパートナー企業もいらっしゃるのですが、目的は同じでも向かう方向が少しずつ違ったんですよね。そこをうまくアジャストするには、地道な交渉が必要でした。技術に加えて、人間力も大事になるのだと学べたプロジェクトです。

Session.04

「挑戦」というスタンスは
いつまでも変わらない

木村
新規事業の創造には個人の情熱が大事という話が出ましたが、日揮全体で共通している想いは「地球のために、人のために、役に立ちたい」というものだと思います。これは、パーパスに通じるところです。詰まるところ「サステナブルな事業を」ということになるのですが、それを実現するためには、自社もサステナブルな成長をしていかなければならないと思いますね。
山本
日揮が成長し続けるからこそ、地球のサステナブルも実現していく。その良質なスパイラルを生み出すことが私たちの役目ですよね。また、時流に乗るよりも、時流をつくる企業にならなければとも思います。例えば、カーボンニュートラルに関しては欧州勢がルールをつくっており、日本はそれを俯瞰で見ているというのが今の状況です。そうではなく、今後、世の中がどうなっていくのかをしっかりと見極め、このようにするべきだと提言ができるようになる。日揮全員がそういった力を持てれば、これ以上ないくらいに強い企業になれますし、地球と人にもっといい未来をつくることができると思います。
松本
いいですね。今、山本さんが言ったように強い企業になるという意味では、やはり、日揮が当事者になれる事業をつくることが重要ですね。これまでのEPCやプロジェクトマネジメントを活かしつつ、EPCから脱却した事業をつくり上げることで、日揮の幅はどんどん広がっていくと思いますし、新しい社会貢献の形も見つかっていくはずです。これまでの日揮の歴史を振り返ると、失敗問わず数多くの挑戦があり、海外進出、機能性材料、ヘルスケア、ライフサイエンスなど多くの事業が立ち上がってきました。それを今の時代に合わせて新しくやっていく。根本的なところはこれまでと変わらないのではないでしょうか。
山田
日揮は挑戦を続ける企業ですからね。そのDNAがある限り、変化し、成長し続けていくでしょう。5年後、10年後、20年後には、きっと違う形でも社会に貢献できているはずです。また、これまでの話に出たような私たちが目指す姿を実現させるためには、理系、文系を問わず、様々な人材が必要だと思います。色々な視点から次に求められるものを生み出し、世界中にインパクトを与える。そんなやりがいをみんなで一緒に感じていきたいですね。
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