
TALK SESSIONS 02
ワークライフバランス座談会
彼らはどのように家庭の暮らしと誇りある仕事を両立させているのだろうか。
異なるバックグラウンドを持つ4人の社員の対話から、この業界への向き合い方、日揮の働きやすさ、
そして新たな制度などを明らかにしていく。
MEMBERS

E.I
日揮グローバル株式会社
スケジュールコントローラー
2023年入社(再入社)

S.H
日揮コーポレートソリューションズ株式会社
人事
2020年入社

K.M
日揮株式会社
メカニカルエンジニア
2022年入社

H.K
日揮グローバル株式会社
プロセスエンジニア
2022年入社

SESSION 01
エンジニアリング業界で働く決意を。
E.I
大学卒業後に日揮に入社し、その後、夫の海外赴任帯同を機に退職しましたが、家庭が落ち着いたあとに「ウェルカムバック制度」を活用して再入社しました。退職後も元上司が「元気にしているか?」と連絡をくれていたことが、再就職に応募する後押しとなりました。
S.H
私の場合は、転職のタイミングで子どもが生まれ、育児と新しい職場での挑戦の両立が課題でしたが、上司は理解のある方で、子供の風邪などの緊急時には配慮をしてもらえて助かりました。当社には、全社的にそんな雰囲気がありますね。育児と仕事を両立しようとするときに、私は基本方針として「仕事を軸に据える」ようにしています。妻にはいつも助けてもらっているので、頭が上がりません。
H.K
そうですね、仕事をするにあたって家族からの理解は必須ですよね。私は、転職する時点でエンジニアリング業界が、受注産業特有な忙しい時期もある業界ということは知っていました。もちろん、不安がなかったわけではありませんが、私も妻と話し合って理解してもらい、この世界に入ってきました。入社してみると、やはり仕事の山場となると忙しい時期もありますが、一方で皆が繁忙期もあることを理解しているからこそこそ、業務が穏やかな時期には早めに上がったりすることも許し合える環境であるように感じています。
K.M
たしかにそんな空気があります。私の場合は、入社のタイミングでそのことを教えてもらいました。前職のメーカーから、技術力を広げるために当社に挑戦をしたのですが、面接のあとにフォローアップ面談をしてくれたことを覚えています。当時、私は転職してからすぐに妻の妊娠が分かったのですが、「ハードワークは常態化しているわけではないし、きちんとケースバイケースで対応するよ」と正直に言ってくれたのが安心でしたね。実際に入社してからも、その通りだなと感じています。

SESSION 02
「話しやすさ」と「働きやすさ」の共通性。
E.I
日揮には、年次やバックグラウンドの異なる人も多く、多様な働き方を尊重してくれる会社だと思います。私の所属する部門のメンバーは半分以上が外国人で、それぞれの働き方や文化が異なりますが、お互いに理解し合いながら業務を進めています。私自身も家庭の事情で一度退職しましたが、復帰後もスムーズに仕事に戻れたのは、この柔軟な環境のおかげだと思っています。
S.H
当社の「自由闊達」な雰囲気が仕事のしやすさと面白みを生んでいると思うんです。個人の意見を活発に共有し合う文化があるので、世代や組織を超えたやりとりがスムーズであり、コミュニケーション不全によるストレスも少ない。私が担当している働き方に関することについても、定期開催される会社と社員との間の懇談協議の場において活発に意見が交わされます。こうした、社員間、会社と社員との間の関係性も働きやすさにつながるのではないでしょうか。




K.M
たしかに、個人個人が独立していて、意見を言い合いながらも自分の裁量で動いている雰囲気がいいですよね。仕事の根本に「プロジェクト単位」という発想があるからなのか、縦の意識が薄く、プロパーもキャリアも並列的に共存している感じです。そしてそれが、育児の調整にも現れていると思います。育休を取ることはもはや当たり前という感じがありますし、私の場合、本来育休を取得できる期間ではなかったのですが、さまざまなことを考慮してくれて認めてもらえました。
H.K
社内の雰囲気もそうですが、私が思う働きやすさは、日揮グループ本社の立地環境がとてもよいということですね。都会ではありますが、混雑も比較的少なくて、過ごしやすいと感じています。

SESSION 03
新しい働き方制度『Win LIFE』。
S.H
最近「Win LIFE」という新しい働き方の制度が導入されました。2023年7月から始まったもので、特に海外駐在や国内の現場で働く社員をサポートする仕組みです。たとえば、現場に駐在する場合、これまでよりも帰省可能回数が増えたり、一時帰国までのスパンが短くなったりするよう変更されました。家族との時間を増やしてつながりを強くしてほしいという思いで制度が改定されたんです。
K.M
家族からの仕事理解が得られやすくなる良い施策ですね。よく妻から「次はいつ帰ってくるの?」と聞かれるのですが、そのときにちゃんと納得してもらえるような帰省日が予め決まっていれば、お互いの安心にもつながります。
H.K
私は当社ではまだ海外駐在の経験はありませんが、家族と会える頻度が増えるのは、駐在中の心理的な負担を軽減することにつながると思います。
S.H
この施策には、家族との時間を大切にするだけでなく、単身赴任中の社員の家族をサポートする制度もあるんです。たとえば、家事や育児を外部サービスに頼む際には、その費用を補助します。家事負担や育児負担を減らせるので、家族も安心して生活できますし、社員も安心して仕事に集中できる仕組みになっています。
E.I
費用補助があるのは助かりますね。単身赴任中に増える家族の負担を少しでも減らす手立てがあるというのは、社員にとってもひとつ安心材料になりますね。仕事にも前向きに取り組めますよ。家庭のことが落ち着くと、仕事にも集中できるし、パフォーマンスも上がるのではないでしょうか。
S.H
「Win LIFE」は導入されて間もないので、これからもっと社員の皆さんに積極的に利用してほしいですね。

SESSION 04
大切な文化を守りながら、よりよい職場へ。
H.K
個人的には、1時間単位で休暇を取れる「時間休暇制度」があるともっと働きやすくなるんじゃないかと思います。現在はフレックス制度がありますが、1時間だけ抜けたいときなどは半休を取らざるを得ないこともあります。私自身、日揮でしっかりと仕事をしたいと思うからこそ、もう少し柔軟な時間管理ができれば、とても嬉しいですね。
K.M
同感です。さらに柔軟性がある働き方を今後できればありがたいですね。




S.H
たしかに、制度をさらに柔軟にすることで、個々人の裁量が広がり、働きやすさが増すと思います。ただ、現在の制度でも、チーム全体で集まって、自由闊達な議論や意思決定ができるというメリットもあります。ここはトレードオフの部分もあるかもしれませんが、バランスを取りながら進めていくことが大切ですね。
E.I
私も、家族支援制度の拡充には賛成ですが、プロジェクト単位で動く日揮だからこそ、そのバランス感は重要だと思います。プロジェクトの遂行に向けて協力をするには、同じ時間を過ごすことがきっと大切ですから。みなさんの話を聞いていると、日揮の社員にさまざまなバックグラウンドがあるように、育児にも個々の事情があり、対応の仕方もそれぞれ違うんだなと改めて感じました。もっとみなさんで話し合って、情報共有が進んでいけば、自分に合った働き方を見つけやすくなるかもしれませんね。
