INTERVIEWS

プラントの操業を
確かなものにする。

メンテナンスエンジニア
2013年入社

入社の理由

日本有数の温泉地である草津温泉。大学時代は、そこで排出される酸性水を、バイオマス発電所から排出される燃焼灰を用いて中和し、下流域の動植物への影響を緩和する環境保全に関する研究を行っていました。そうした身近な環境問題への理解を深めるに連れ、世界規模で進行する環境問題にも興味を持ちはじめ、中でもいち早くバイオマス発電所やメガソーラー発電所などの建設を手掛け、多種多様な環境問題の解決に取り組んでいる日揮の姿勢に惹かれました。

現在の仕事内容

私が所属するメンテナンス部は、プラント設備の安全・安定操業を支える重要な役割を担っており、その業務は「計画保全」と「事後保全」の二つに大別できます。「計画保全」とは、設備の老朽化や腐食などに起因する不具合を事前に予測し、必要な検査や補修を施して事故・災害を未然に防ぐことです。運転データなどのビックデータの分析を活用するなどで、より信頼性の高いプラント操業を実現しています。一方「事後保全」とは、運転中の設備で突発的に発生する不具合に対して行う補修や改良・改造のことです。安全・安定操業を維持しつつ、高い収益性を追求することが求められるプラントの操業において、どちらも必要不可欠な業務となります。その中で、「安全」・「品質」・「工程」・「コスト」の4項目を管理していくことが、我々メンテナンス部の重要なミッションとなっています。

成長を感じたエピソード

メンテナンス部では、検査や補修業務だけでなく、既存設備の更新や能力増強を目的とした小規模なEPC案件も実施しています。入社3年目の頃、ある化学工場にて既存設備を撤去し、新しく反応槽とポンプを設置するEPC案件に携わりました。大規模案件に比べて、従事する人員は極端に少なくなります。一人が受け持つ業務内容も多くなり、見積りから図面作成、資材調達、現場管理と多岐にわたるため、幅広い知識が要求され、戸惑うことも多々ありました。しかし、プロジェクトを一気通貫で経験できたこと、顧客やサブコンなど多くの関係者と出会えたことは、私の礎となっています。

海外での経験

入社して5年目の秋、現場研修という形でインドネシアの石油精製プラント建設現場に配管工事担当として着任し、各配管を事前に組み立てて現地に納入する、プレファブ品の進捗管理から現場敷設までを担当しました。数万規模のプレファブ品を取り扱ったため、進捗管理システムからこぼれてしまうこともあり、その是正と原因究明に日々奮闘。この主な原因はヒューマンエラーで、日本の現場でも充分に起き得る事象です。大変ではありましたが、現在の仕事に活かすことができる貴重な経験となりました。

これまでのキャリア

2013年
石油精製プラント SDM(三重県四日市市) 現場研修
2014年
化学プラント SDM(山口県宇部市) 回転機工事担当
2015年
化学プラント SDM(神奈川県川崎市) 配管工事担当
2016年
石油精製プラント SDM(大分県大分市) 静機器工事担当
2017年
石油精製プラント SDM(千葉県袖ヶ浦市) CCR担当
2018年
石油精製プラント 建設プロジェクト(インドネシア) 配管工事担当
2019年
石油化学プラント 日常検査業務(神奈川県川崎市) エリア責任者
2020年
石油化学プラント SDM(神奈川県川崎市) 加熱炉工事担当
2021年
石油化学プラント 日常検査業務(神奈川県川崎市) エリア責任者
2022年
石油化学プラント SDM(神奈川県川崎市) 配管工事担当

日揮グループのすごいところとは

「日揮」という社名の由来は、「揮発油(ガソリン)」です。そのため、現在の主な活躍の場は、石油精製プラントや石油化学プラントですが、日揮のすごいところは、多種多様なフィールドで活躍できることです。例えば、私の所属する事業所では、某有名テーマパークにおける設備の非破壊検査業務を定期的に実施しています。みなさんが楽しんでいる船上アトラクションが安全に運行できるのは、実はその裏側で日揮が活躍しているからなのです。

これから挑戦したいこと

これまでの私のスタンスは、顧客から指示された仕事を行う「受け身」の姿勢でした。しかし、近年の顧客の体制はプラントを熟知したシニア世代が抜け、若手中心の構成となってきています。メンテナンス業務を遂行する上で最も重要なのは、プラントを所有・運転する顧客と良好な関係を構築することですから、これからは技術力や実績を武器に、顧客と二人三脚で進めていくことがより必要になってくると思っています。また、プラントの安全・安定操業を支えられる業務を自ら「つくり上げる」という形を目指していきたいです。

みなさんへのメッセージ

「やってみる」ことが大切なのかと思います。どんな企業か分からなければ、とりあえず会社説明会やOB・OG訪問をしてみる。内定をもらえるかどうか不安であっても、とりあえず面接に応募してみる。そこで失敗をしたら、その理由を考え、次に活かせばいいだけのことです。私も、仕事で成功したことよりも、失敗したことの方がより強く印象に残り、次に つながるステップとなっています。悩むより、まずは行動あるのみです。

Private

週末は、古今東西・津々浦々・日本全国各地の社寺にお参りに行き、御朱印集めに没頭しています。日頃、鉄鋼や機械に囲まれた環境で仕事をしているので、神聖な木々や自然に囲まれたパワースポットを訪れると、身も心も清められていく感じがしますね。そして、みんなが事故や怪我なく業務を遂行できるよう、安全祈願も欠かさず行っています。

Event

竣工後の打ち上げは楽しみですね。日揮のスタッフだけでなく、顧客やサブコンの関係者も招待することがあるため、様々な人と親密になれるチャンスでもあります。人脈を広げることは、自分の可能性を広げることに直結し、今後の仕事にも活きてきます。そして、何より苦楽をともにした仲間と一緒に、乾いた喉に流し込むビールは格別なものなのです。(笑)

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