IGFC / CCS設備

顧客名 大崎クールジェン株式会社(中国電力株式会社、電源開発株式会社の共同出資会社)
場所 広島県大崎上島
完工年 2017年/2019年
役務範囲 設計・調達・建設
キャパシティ 166MW

日本の電源構成の約3割を占める重要な燃料である一方、燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出削減が急務となっている石炭。本プロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業として、国のクリーンコール政策に則り、究極の高効率発電技術である石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)とCO2分離回収技術を組み合わせた「革新的低炭素石炭火力発電」の実現を目指して計画されたプロジェクトです。
当社グループは2017年に本プロジェクトの第一段階である酸素吹IGCC設備、2019年に第二段階となるCO2分離回収設備を完工しました。

本プロジェクトの建設工事においては、建設地が瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島であったため、資機材はすべて海上輸送する必要があったことに加え、協力会社を含めた従業員の生活環境を整備する必要があるなど、通常の国内建設工事とは異なる様々な課題に直面しました。しかし、これまで当社グループが培ってきたエンジニアリング技術やプロジェクト遂行力を駆使し、関係者一同の努力により様々な課題を乗り越えました。

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