GTLプラント
顧客名 | カタールシェルGTL社 |
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場所 | カタール国 ラスラファン地区 |
完工年 | 2012 |
役務範囲 | 設計・調達・建設管理 |
キャパシティ | 140,000BPD |

当社グループは、カタール国において、カタールシェルGTL社より、パールGTLプロジェクトに係わる事業化調査(FS: Feasibility Study)、基本設計役務(FEED)、および設計・機材調達・建設管理(EPCM)役務を受注しました。パールGTLプラントは、石油代替燃料、GTL(Gas to Liquids)を生産するプラントとして、2012年に完成した世界最大のGTLプラントです。GTLは、天然ガスを原料とする液体燃料で、石油製品の代替燃料として利用されており、これら石油製品と比較し高効率な燃焼特性と、硫黄分・アロマ分を含まないことから、より環境に優しい次世代エネルギーとして注目されています。
当社グループは、プラント内の主要設備のEPCM役務を担当したほか、米国KBR社と共同で、プロジェクト全体のマネジメントを行い、プロジェクトを成功裏な完成に導くなど、GTLプラント建設におけるリーディングコントラクターとして、その地位を確立しました。
プラント建設のピーク時には、約60ヵ国から、5万人以上の労働者が、高い安全意識のもと、プラント建設作業に携わっていました。顧客のリーダーシップのもと、当社グループは「Incident and Injury-Free」(IIF)プログラムを展開し、現場作業員の安全意識を徹底することで、7,290万時間という、当社グループ史上過去最長となる無事故無災害記録を樹立しました。当社グループの工事安全に対する姿勢とその成果は顧客からも高く評価され、以後、他のプロジェクトで採用・展開されています。