ガス処理プラント/CCS設備

顧客名 BP Exploration(In Salah) Limited/アルジェリア炭化水素公社(ソナトラック社)
(後にスタットオイル社も参画)
場所 アルジェリア民主共和国 インサラー地区
完工年 2004
役務範囲 基本設計(FEED)
設計・調達・建設
キャパシティ 32.4 MMSCMD

当社グループは1997年にKBR社とジョイントベンチャーを組成し、BP Exploration(In Salah) Limitedおよびアルジェリア炭化水素公社(ソナトラック社)より、本プロジェクトの設計、調達、建設(EPC)役務を受注し、2004年に完工しました。

本プロジェクトは、アルジェ市南方800kmから1,100kmの間に点在するインサラー地区の7つのガス田のうち、第1期工事として北部の3ガス田を開発するものでした。北部の3ガス田のおけるガス処理設備、CCS設備、ギャザリングパイプライン、並びにアルジェリア最大のガス生産基地(ハッシルメル地区)における昇圧用コンプレッサーステーションの建設、更にはクレチバとハッシルメルの間を繋ぐパイプラインの基本設計と詳細設計も当社グループが担当しました。

本プロジェクトは、基本設計(FEED)段階における当社グループ/KBR社による技術提案と顧客との協調により、当初予定された開発投資額を大幅に削減できたこと、および当社グループのアルジェリアにおける過去の実績・豊富な経験ならびに卓越した技術力がBP社/ソナトラック社双方から高く評価されたことから、受注に結び付きました。

また本プロジェクトでは、原料ガスに含まれる二酸化炭素の大気放出を防ぐため、地下約2,000メートルのガス層と同じ地層(周辺水層)に二酸化炭素を圧入・貯留するCCS設備の設計・建設役務も当社グループ/KBR社が担いました。当時としては先駆的な取り組みであり、年間約100万トンの二酸化炭素を昇圧し、地中に圧入・貯留することにより、地球温暖化対策に貢献しています。

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