2018年ニュースリリース
2018/03/05
ベトナム最大級のメガソーラー発電所建設プロジェクトを受注
日揮株式会社(JGC CORPORATION)(代表取締役会長CEO 佐藤雅之、本社 横浜市西区みなとみらい2-3-1)および当社ベトナム法人であるJGCベトナム社は、ベトナムTTCグループ傘下のザライ電力合弁会社(Gia Lai Electricity Joint Stock Company)が、同国内で計画するメガソーラー発電所建設プロジェクトを受注いたしましたのでお知らせします。プロジェクトの詳細は下記の通りです。
1. 契約先
ザライ電力合弁会社(Gia Lai Electricity Joint Stock Company)(ベトナム法人)
TTCグループ(Thanh Thanh Cong Group) 過去40年にわたって不動産、エネルギー、農業、教育、ホテル経営の分野で事業を展開し、150のグループ会社を有するコングロマリット |
51.00% |
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アームストロング アセットマネジメント(Armstrong Asset Management) シンガポール系投資ファンド |
20.05% |
国際金融公社(IFC:International Finance Corporation) 世界銀行グループ傘下にあり、途上国における民間セクターの開発に特化した金融機関 |
15.95% |
その他 | 13.00% |
2. 建設場所
ベトナム社会主義共和国ザライ省クロンパ地区(Krong Pa District, Gia Lai Province, Vietnam)
3. 契約内容
メガソーラー発電所に係わる設計、機材調達、建設工事(EPC)役務
4. 契約形態
ランプサム契約
5. 受注金額
非公表
6. 納期
2018年秋
7. プロジェクトの概要
本プロジェクトは、ベトナム中南部に位置するザライ省クロンパ地区に、同国最大級、出力約49 MW(交流)(ベトナムの一般家庭約47,000世帯分の年間使用電力量に相当)を有するメガソーラー発電所を建設するものです。ベトナム政府は、2011年に第7次電力開発計画(PDP7)を策定し、国を挙げて再生可能エネルギーの利用拡大を推し進めており、2030年までに太陽光発電の施設容量を12,000 MWに引き上げる計画です。本プロジェクトの設備から発電される電力の買い取りには、同国再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が適用される予定です。
当社グループは、発電容量ベースで日本国内トップクラスのメガソーラー発電所建設実績を有します。また、ベトナムにおいて、これまでに2件の大型製油所建設プロジェクトに携わると共に、2009年に設立したJGCベトナム社は、産業プラント分野を含む複数の中小プロジェクトを独自に遂行するなど、これまでに同国におけるプロジェクト遂行の知見を蓄積してまいりました。今回の受注に際しては、当社グループによるこれら実績と、事業の経済性向上に寄与する様々な提案などが、総合的に評価された結果であると考えております。
当社は、2016年度からの5か年を対象とする中期経営計画「Beyond the Horizon」において、発電を中心とするインフラ分野における事業拡大を基本方針の一つとして掲げております。東南アジア地域では、メガソーラー発電所建設計画が多く進行しており、今回の受注を足掛かりに、海外法人との連携のもと、これらプロジェクトの受注に今後も積極的に取り組み、再生可能エネルギーのさらなる普及に貢献していく所存です。
参考:【建設予定地概要】

(ホーチミンから北東に約350km)