低・脱炭素化にむけた第一歩

MRV手法を用いたGHG排出量定量化サービス

持続可能な社会に向けて、低・脱炭素化の要求が
加速している資源・エネルギー。
低・脱炭素化に向けて、GHG(Greenhouse Gas)排出量の
削減に
取り組むにあたり、まずは現状のGHG排出量を
把握する必要があります。
日揮グループは、LNGプラントを含む
天然ガスプラント関連の
リーディングコントラクター
として、豊富な設計技術を結集し、
GHG排出量定量化サービスを通じて、
低・脱炭素化の支援をします。

GHG排出量算定がスタート地点

低・脱炭素化に向けて、GHG排出量の削減に取り組むにあたり、まずは現状のGHG排出量を把握する必要があります。また、従来の排出係数によるGHG排出量算定は、欧米を中心にその正確性が疑問視されています。特に、天然ガスを扱う設備は排出量が多く、環境に与える影響が大きいことから、今後はより実態を反映した手法が求められるなど、課題意識が上がっています。

計測技術の発展に資するメタン排出計測技術評価設備

特に算定の難しいメタン排出量の把握には、メタン排出計測技術が重要となりますが、世界的にも発展途上段階にあります。このため、当社は技術研究所(茨城県東茨城郡大洗町)にメタン排出計測技術評価設備を設置し、国内外の計測機器メーカーなどに検知・定量化能力の評価や技術開発の場を提供しています。当社グループは、こうした他社との幅広い協働を通じて計測技術力を向上させることにより、一層効果的なメタン排出対策を実現していきます。

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アジア初の総合計測プロジェクトを通して排出量算定手法の発展に貢献

インドネシアのアンモニア製造拠点において、メタンを含むGHGの排出量測定を実施し、LNG・水素・アンモニア製造に伴う温室効果ガス算定のための「GHG・CIガイドライン」の精度向上に取り組んでいます。本件は、JOGMECの事業である「LNG・水素・アンモニア事業における国際的な手法と調和したGHG排出量算定のMRV手法及びCI算定手法の技術検討・策定にかかる委託調査業務」を通して策定した、LNG・水素・アンモニア製造に伴う温室効果ガス算定のための「GHG・CIガイドライン」を基にした計測であり、アジアで初めての総合計測プロジェクトです。

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日本企業初石油・ガス気候イニシアチブに参画

2023年2月、石油・天然ガス産業における気候変動への対応をリードする国際的な組織である「石油・ガス気候イニシアチブ」が推進する、同産業から排出されるメタン削減に向けた活動「メタン排出ゼロを目指すイニシアチブ」に参画しています。現在本イニシアチブには、メタンの測定・報告・検証(Measurement Reporting Verification:MRV)および削減のソリューションを提供する欧米の企業など40社以上が参加しており、ゼロエミッション実現に向けて積極的なアクションを展開しています。当社グループは、今後も本イニシアチブなどを通して石油・天然ガス産業からのメタン排出削減に積極的に取り組むとともに、メタン排出削減を低・脱炭素化における重要なステップの一つと捉え、2050年のカーボンニュートラル社会に向けた取り組みを加速させていきます。

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HiGHGuard®

HiGHGuard

当社グループは、GHG排出量算定に関わるサービスとして「HiGHGuard®」を提供しています。GHG排出量算定に関わる様々な課題・疑問にお答えするだけでなく、計器を用いた 計測を含む、GHG排出量算定実施や 低炭素・脱炭素化に向けた改善提案を行っています。LNGプラントのみならず、天然ガス処理プラントといった化石燃料関連や、アンモニアプラントなどのGHG排出量算定に関わるご検討は当社グループにご相談ください。

HiGHGuard