- Energy Transition
- エネルギートランジション
More EnergyとNet Zero
Carbonを実現させるために
今世界では、人口増加や経済発展により一次エネルギー需要が増加する一方で、気候変動が大きな社会課題になっています。この相反する2つの要求に同時に応えるため、日揮グループは、主力事業であるオイル&ガス事業をより低・脱炭素な形態へ移行させ、新たなクリーンエネルギーを実用化させるなど、事業領域を拡大することでエネルギートランジションに取り組んでいます。
低・脱炭素オイル&ガス
オイル&ガス分野に「二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)」や「省エネ技術」を組み合わせ、低・脱炭素化に貢献。また、技術開発投資やパートナリングにより製造設備を大型化させ、ブルー水素・燃料アンモニアの普及にも寄与。
注力分野
- ●CCS
- ●省エネルギー技術
- ●カーボンクレジット
- ●ブルー水素・燃料アンモニア
クリーンエネルギー
EPCのみならず洋上風力発電SPC(特定目的会社)への事業参画を検討。グリーン水素・燃料アンモニアは社会実装を進め、新たなバリューチェーンの構築へ。SMR(小型モジュール原子炉)は、出資を通じて海外実績を積み上げ、実用化を目指す。
注力分野
- ●洋上風力発電
- ●グリーン水素・燃料アンモニア
- ●SMR(小型モジュール原子炉)
事業環境の見通し
既存分野
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LNG
2020年代後半に需給逼迫、2022年以降、数千万トン規模の新規計画を見込む
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再生可能エネルギー
太陽光・蓄電・バイオマスが引き続き堅調
新規分野
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カーボンマネジメント
COSなどのニーズが増大
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洋上風力
2020年代前半に国内市場が本格化
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水素・燃料アンモニア
2030年以降の市場本格化に向け、バリューチェーン構築が進展
LNGは化石燃料の中でも比較的低炭素でクリーンな燃料と位置付けられているため、今後も需要の増加が見込め、プラント建設も堅調に推移していくと予想しています。しかしながら、低・脱炭素社会を実現するためのエネルギートランジションへの取り組みは加速していくため、カーボンマネジメント、洋上風力、水素・燃料アンモニアといったLNG以外の分野で、新たなビジネスを展開させていきます。
取り組み事例を見る
- 脱炭素社会への移行を
支えるCCS技術 - 詳しく見る
世界的に加速する脱炭素化と新興国を中心に増大するエネルギー需要。この2つを解決するため、近年期待が高まっているCO2を地中に圧入・貯留するCCSや、貯留したCO2を有効利用するCCUSの推進を通じて、化石エネルギーの環境負荷低減を実現しています。
- 水素社会を実現する
ソリューション - 詳しく見る
脱炭素社会へ向けて期待される水素エネルギー。しかし、輸送や貯蔵には経済性や安全性への懸念もあります。日揮グループは幅広い技術を集結し、アンモニアの活用を柱とするソリューション「AMUSE®」などでそうした課題を解決し、水素社会の実現に貢献しています。