INTERVIEWS
デジタルの力を
新たな可能性に変えていく。
- 新規ビジネス開発
- 2021年入社
入社の理由
前職は、通信会社で法人企業向けの営業および商品開発に10年ほど携わっていました。自動運転制御や災害対策など、スマートシティプロジェクトにおける「デジタルツイン」の活用に将来性を確信していましたが、デジタルツインを生成する技術は発展途上かつ事例が少なく、産業界での普及には数年かかる見通しでした。しかし、プラント業界におけるデジタルツインに本気で取り組もうとしていた日揮と出会い、産業界のメタバース市場を開拓するミッションに魅力を感じ参加を決意しました。
現在の仕事内容
デジタルイノベーション室は、デジタル技術を活用した新規ビジネスを創出することをミッションとしています。その中での私の主な役割は、「INTEGNANCE」のビジネス化です。INTEGNANCEとは、デジタルツインを活用したプラント向け統合型保全サービスであり、「保全」と「安全」に関わるサービスを集約して提供し、顧客のDXを支援します。これは日揮が事業主として展開するサービスで、これから目指す姿の先駆けともなっています。具体的には、顧客課題ヒアリング、テスト用商材開発、テストマーケティング、商品設計、リリース、他社スマート保全サービスの調査・分析などを行い、ビジネス化を目指しています。また、その他の新規ビジネス企画、他部署における新規ビジネス支援にも携わっています。
成長を感じたエピソード
INTEGNANCEの基盤となるデジタルツイン事業をカーブアウトさせたことは、自身の成長につながりました。デジタルツインは、収集した様々なデータをコンピュータ上で再現する技術のことで、その技術を用いてスキャンしたプラントを可視化する3Dビューア「INTEGNANCE VR」を開発しました。日揮の経営層に納得してもらうために国内外含めエンドユーザの声を集め、日本に留まらない市場規模を示し、日揮のコア事業とのシナジーを明確化しました。
海外での経験
INTEGNANCE VR(プロトタイプ版)を開発する際に顧客へのテストマーケティングを実施したところ、早急な実現が必要だと分かりました。しかし、経営層に日揮初となるSaaS事業展開の意思決定を最短最速でしてもらう道には苦労が多かったです。先に記載した納得をしてもらうための根拠集めも大変でしたが、リソースと資金配分について、今の売上を維持する活動と5年後の利益を確保するための活動の両輪で考えたことで、経営者の目線が身についたと思います。
これまでのキャリア
- 2021年
- デジタルイノベーション室 ビジネスデザイン担当
- 2022年
- ブラウンリバース CMO
日揮グループのすごいところとは
国立大学の准教授を兼務している方が在籍しているなど、スペシャリストが多いことが日揮の強みだと感じています。また、私たち社員と経営層の距離が近いことも魅力です。みなさんフランクで話しやすく、様々な提案をすることができています。そうした環境があるからか、「自分でつくる」という文化も根付いていると感じますね。IT関連で言うと、外注ではなく、自分でシステムを開発している強者もいます。
これから挑戦したいこと
現在、2022年に設立された「ブラウンリバース株式会社」のCMOを任されています。「既設の構造物を仮想空間に構築し、新たな価値を創造する」をミッションにしており、INTEGNANCE VRの開発もこの会社で行いましたが、さらなる価値提供を目指していきたいと考えています。それに付随して、日揮内におけるすべてのスペシャリスト人材の取り組みをビジネス化し、無限に価値を創出し続ける企業群にしたいです。
みなさんへのメッセージ
「どっちの方がワクワクするか?」を念頭に活動するといいと思います。私の場合、①ジャーナリスト(海外サッカー記者への憧れ)、②機能性素材を活かした商品開発(機能性素材の技術革新が好き)、③資本金がとにかく大きい会社(大きな会社で働いてみたい)、というワクワクする3つの軸を用意して就職活動を行い、最終的に一番ワクワクした③を選ぶことになりました。個々人のワクワクの源泉は本質的に変わるものではありませんから、自分に正直になれば、どこに行っても後悔しないと思います。
Private
愛犬2匹との散歩が週末の楽しみです。海の近くに住んでいるのでSUPもやってます。最近気がついたのですが、年齢を重ねてライフステージが上がると友人と関わることが少なくなるんですね。ですが、元々周りに依存するタイプではないので、マイペースにその時にしたいことをするようにしています。今は散歩ですね。
Event
JGC3.0ランチセッションというイベントがあり毎回楽しく聞いています。これは、主に社内の話題の人がゲスト出演し、裏話など含めリアルな話が聞けるので勉強になるし、自分も頑張ろう!と程よいモチベーションもいただいています。