INTERVIEWS
プロジェクトを前進させる
司令官として。
- プロジェクトマネジメント
- 2012年入社
入社の理由
大学では応用物理学を学び、大学院では原子炉物理学を専攻していました。原子力プラントの設計について深く研究していくうちに、プラント建設やインフラ構築のようなスケールの大きなモノづくりに携わりたいという想いが強くなり、エンジニア業界を志望しました。中でも、興味を引かれたのが日揮です。他社と比べて新たな事業分野に意欲的に取り組んでいる印象が強く、その上、規模の大きさからも将来的に多種多様な業務に携われる機会があると思い、入社を決意しました。
現在の仕事内容
JGBL INFプロジェクトマネジメント部では、再生可能エネルギーや医薬品工場、LNG受入基地などの海外インフラ分野について、FS(フィージビリティスタディ:事業性評価)やFEED(基本設計)から見積り、EPC(設計・調達・建設)まで、一気通貫でプロジェクトの遂行を管理しています。そのミッションは、社内外の関係者と連携しながら、決められた予算内でスケジュール通りにプロジェクトを完遂させること。また、顧客のニーズを深く掘り下げて理解し、営業担当や社内の専門家と協働しながらプラントの構想をとりまとめ、プロジェクトを受注につなげることも私たちの大切な役割です。中でも現在私は、エンジニアリングマネージャーとしてマレーシアのEPCプロジェクトを遂行しています。設計全般の責任者として常にプロジェクト全体を俯瞰しながら、ゴールを見据えて進むべき道を定め、プロジェクトを前に進める意志決定を行っています。
成長を感じたエピソード
海外インフラ分野は、比較的小規模のプロジェクトも多く、若いうちから責任ある立場でやりがいのある仕事を任されるチャンスが豊富にあります。私は、入社7年目の頃に初めてFEED 案件のマネージャーを任されました。顧客も日揮も拠点が複数に分散していたことから調整が複雑で難しい案件でしたが、顧客との協議を重ねることで、要件をしっかりと明確化。そして、各部門の専門家と協力しつつ基本設計をとりまとめ、最終的に納期通りにプロジェクトを完遂させることができました。この経験から、プロジェクトの全体像を把握しながら粘り強く取り組み、最後までやり遂げるスキルを身につけられたと実感しています。
海外での経験
FEED案件のプロジェクトマネージャーとして、遂行拠点となったJGCベトナムに約半年間駐在したことがあります。一方、プラント建設予定地は東南アジアの別の国であったことから、何度も現地へ出張し、顧客との協議や現地調査、さらには所轄官庁への説明まで行いました。また、プロジェクトの進捗に遅れが生じた際には、顧客にJGCベトナムまで来ていただき、その場で設計レビューから設計図への反映まで実行。なんとか遅れを挽回することができた時には安心しましたね。顧客や社内との信頼関係を築き、それぞれの知見を結集した上で、私たちが最後までリードし続けることの重要性を改めて感じたできごとでした。
これまでのキャリア
- 2012年
- 原子力プロジェクト部 放射線安全設計担当 (国内)
- 2014年
- プロジェクト部 (海外エネルギー分野) 石油精製プラントFEEDプロジェクト (ベトナム) プロジェクトエンジニア
- 2015年
- 石油精製プラントEPCプロジェクト現場駐在 (シンガポール) プロジェクトエンジニア
- 2016年
- ビジネス開発部 空港事業開発担当 (ミャンマー)
- 2017年
- 社会・産業プロジェクト部 (海外インフラ分野) 空港建設プロジェクト見積 (南アジア、オセアニア) プロジェクトエンジニア
- 2019年
- 石油製品ターミナルFEEDプロジェクト (東南アジア) プロジェクトマネージャー
- 2021年
- LNGターミナルEPCプロジェクト見積 (台湾) シニアプロジェクトエンジニア
- 2022年
- プロジェクトマネジメント部 (海外インフラ分野) 医療機器工場EPCプロジェクト (マレーシア) エンジニアリングマネージャー
日揮グループのすごいところとは
どんなに困難な場面であっても、総力を結集して解決策を導き出し、最後まで完遂させる。この能力が、日揮は非常に優れています。加えて、若手社員にも責任のある立場を任せ、周りがそれをしっかりバックアップ、サポートできる体制が整備されている点も日揮ならではのすごさだと感じます。だからこそ、若手であっても積極的に行動できますし、たとえ難しい案件に直面しても、周囲のサポートを得ることで最後までやり遂げられるのだと思います。
これから挑戦したいこと
技術的な知見を幅広く身につけ、遂行力と提案力を兼ね備えたプロジェクトマネージャーを目指していきたいと考えています。中長期的には、日揮にとって新たな挑戦となる国や事業領域を開拓し、案件組成からEPC遂行まで一気通貫で取り組んでみたいですね。また、海外グループ会社での仕事も挑戦したいことの一つです。様々なマネジメントの経験を積み重ね、全体を俯瞰してものごとを捉える力や迅速かつ的確な判断力を身につけ、ビジネスをリードできる人材へと成長していきたいと思います。
みなさんへのメッセージ
まずは、学生時代までの経験から、自分がどんなことにやりがいを感じ、心を動かされてきたのかを振り返ってみてください。その上で、将来なりたい姿を想像してみることが大切です。どの企業においても、採用面接ではこれまでの経験や目指す姿を掘り下げながら、自分のやりたいことと、企業が求める人材像を照らし合わせていくことになります。その中で、一人では成し遂げられない大きなプロジェクトに挑戦してみたい方や、自分の可能性を広げていきたい方がいましたら、ぜひ日揮への入社を検討してもらえたらと思います。
Private
休みの日は、妻と散歩に出かけてご飯やお酒がおいしいお店を探したり、買い物や旅行に出かけたり、家族や友人との時間を楽しむことが多いです。COVID‑19の影響でしばらく旅行はできていませんが、最近は少しずつ遠出をする機会も増えました。多忙な時期が続くこともありますが、仕事を忘れてリフレッシュする時間を意識してつくることで、仕事に取り組む意欲や気力も充電できています。
Event
毎年7月に開催される「Beer Party」や、所属するプロジェクトや部門での忘年会など、食事やお酒をともにして交流を深めるイベントが好きでよく参加しています。また、駐在先でも同僚や現地スタッフはもちろん、海外顧客や協力会社の方々と食事をすることも多いです。たくさんの人が関わる仕事を進めていく上では、チームの一体感を高めていくため、こうした機会を活用してコミュニケーションを深めることも大切だと感じています。