海外インフラプロジェクトエンジニア
(2009年入社)
工学部精密機械工学科 卒

“技術の目利き”としての
強みを活かし、
海外インフラ領域の
案件の開拓へ。

専門性を発揮して
海外に挑戦するために

新卒で入社した重工業メーカーでは、廃棄物処理技術の研究開発からスタートし、技術提案から見積、プラント設計、試運転まで、一通りの業務を担当しました。特に私が開発したガス化溶融炉技術に関しては、前職社内でも第一人者であったと自負しています。一方で人口減が進む日本国内ではインフラの市場はシュリンクしていき、海外では逆にインフラ新設の仕事が今まで以上に求められるようになると判断。ぜひ自分自身も海外の市場で挑戦したいという思いが強くなりました。こうした気持ちの高まりを抑えきれなくなり、私のもつ能力を高く評価して「ぜひ当社で力を発揮して欲しい」と言ってくれた日揮への転職を決意しました。この“望まれて転職する”という状況は、当時三十代半ばでの転職に際して、私の背中を力強く押してくれたことは間違いありません。

自ら手を挙げればチャンスは訪れる

私が所属する部署は、日揮の新たな成長エンジンに育てようとしている海外社会インフラ領域のビジネスを手がけています。社会インフラといってもその領域は広く、水処理や各種発電、非鉄製錬、交通、医療など多岐にわたり、私は海外インフラプロジェクト部門で廃棄物発電や廃プラスチックガス化ケミカルリサイクルなどの環境プラントに関するユニットのリーダーとして、案件開拓に向けた受注戦略の検討やプロジェクト遂行などを担当しています。
実は入社当初は、オイル&ガス分野で加熱炉やボイラー等の燃焼機器を設計する部門に配属されました。その部門で担当業務に就きつつ、並行して自由なテーマについて検討する社内横断的な研究会にも参加、廃棄物処理や環境分野への参入を目指した調査活動などに取り組みました。その活動の結果「廃棄物関連に詳しいエンジニアがいる」と日揮社内で次第に私の名前が知られるようになり、海外社会インフラのEPCを担うプロジェクト部門が発足する際に、メンバーとして声をかけていただくことになったのです。このように自ら手を挙げれば新たなチャンスが拓けてくるのは、日揮の魅力の一つだと感じています。

最適の技術・製品を
自らの判断で選ぶ醍醐味

現在は廃棄物発電や廃プラスチックガス化ケミカルリサイクルのプロジェクト受注を目指して、海外マーケットでの案件開拓に取り組んでいます。売り込み先は主にアジアの政府です。技術提案や見積などに加え、関連する法制度や廃棄物処理状況の調査なども私の業務となります。
エンジニアリング会社のプロジェクトの醍醐味とは、自社工場や製品を持たないという強みを活かして、世界中の優れた技術や製品をふんだんに活用し、フレキシブルに対応できる点です。それは日本の中小企業に向けて新しい海外市場を提供し、その発展に貢献することにつながるでしょうし、現地の建設会社に発注すればその国の経済発展に貢献することにもなります。実際、海洋プラスチックごみ問題に頭を悩ませているアジア各国に対しては、問題解決のためにごみを埋立から焼却への転換、そして廃棄物発電による地産地消の再生可能エネルギー供給の提案を行っており、その際は日本の焼却炉メーカーと一緒に売り込みを進めています。自社製品に縛られず、最も良いと思える技術や製品を選べることは、エンジニアとして大きな喜びです。

オンリーワンの人財を
目指して欲しい

日揮の魅力とは、まるで中小企業のようなカルチャーにあると思います。例えば経営陣との距離は非常に近いですし、判断も迅速です。前職の重工業メーカーでは社長と直接コミュニケーションを取るなんて想像もできませんでしたが、日揮では身近に感じられます。プロジェクト毎に複数の部署にまたがるチームで仕事をするため、部署間の垣根は低く、上下関係もあまり感じません。専門家が集まった野武士集団のような会社だと思います。
そんな日揮に私が採用されたのは、社内には少ない専門性、技術力を有していたためではなかったかと感じています。特に廃棄物処理施設に関して設計から試運転までワンストップで手がけてきた経験は、他者にはない自分ならではの強みでしょう。また技術の目利きができる点も強みで、世界中の企業から、顧客に最適なスキームを提案するうえで必要となる技術・製品を自らの責任で選ぶことには確かな自信をもっています。もちろん前職から培ってきた人脈も大きな財産です。
どんな分野であれ、自分の得意とするコア技術やスキル、人脈などを持ち、この領域ならば日揮でオンリーワンの人財、第一人者になれるという自信がある方には、ぜひ入社していただきたいと思っています。特に海外インフラ分野では、これから無限のマーケットを開拓していくことになるため、幅広い知見が求められるでしょう。ぜひ一緒に新しいビジネスの可能性に挑戦しませんか。

掲載されている情報は、取材当時(2020年)のものです。

  • システムエンジニア

    新たなプラットフォームを産業界へ。
    その気概がDX推進のエネルギーとなる。

  • 鉄道プロジェクト
    エンジニア

    鉄道技術者として培ったすべてを
    海外の鉄道EPCで開花させたい。

  • バリデーション
    エンジニア

    日本最大級の製薬プロジェクトで
    バリデーション・エンジニアとしての
    新たな一歩を。

  • 海外インフラ
    プロジェクトエンジニア

    “技術の目利き”としての強みを活かし、
    海外インフラ領域の案件の開拓へ。

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