バリデーションエンジニア(2020年入社)
法学部法学科 卒

日本最大級の
製薬プロジェクトで
バリデーション・エンジニア
としての
新たな一歩を。

文系出身エンジニアとして
キャリアを積む

法学部出身の私がバリデーションエンジニアの仕事を続けてこられたのは、理詰めで考えてあるべき姿を追求していくという一貫性、徹底してロジックを重視するという筋の通し方が法律の世界に近く、私の性分に合っていたからかもしれません。かなりニッチな職業であるこの仕事に出会ったのは、前職の重工業メーカーでのことでした。
前職で私は医薬・化粧品業界向けの物流関連の営業としてキャリアをスタート。関連会社への出向を機にGMP(Good Manufacturing Practice)を知りました。「医薬品の製造管理及び品質管理の基準」のことで、医薬品製造においてはこのGMP省令を遵守することが薬事法で定められています。GMPの規定では「あらかじめ決められた規格と品質に合致する製品が恒常的に製造されることを高度に保障し、それを文書化すること」とされており、これをバリデーションと呼びます。この業務を専門的に担当するのがバリデーションエンジニアなのです。
何かしらの専門性を身につけたプロフェッショナルとしてキャリアを築きたいと考えていた私は、バリデーションを学んだことでこの分野で自分を磨くことに決め、10年以上の経験を重ねました。ところが、会社が経営戦略上の理由で医薬系事業への注力を取りやめることに。将来について模索していたところ、日揮があるプロジェクトの立ち上げに際してバリデーションエンジニアを求めていると聞き、転職を決心しました。キャリア13年目で迎えた大きな転機でした。

入社直後に
リードエンジニアを託される

日揮に転職して驚いたことが2つあります。
1つはプロジェクトのスケールです。私が現在担当している原薬製造プラントは完成まで約4年かかります。その規模は前職で経験してきたプロジェクトの10倍以上。まさかこんなにも大きな原薬製造プラントの立ち上げにチャレンジすることになるとは、まったく予想もしていませんでした。
そしてもう1点、想定外だったのが、リードエンジニアを任されたことです。これまで私は、1プロジェクトに対して責任者一人、担当者一人という体制で担当者として業務にあたることが主でしたが、今回のプラントは大規模ということでバリデーションエンジニアのチームを組成して進めることになっており、そのチームのリードエンジニアを私が担当することになったのです。いくらバリデーションエンジニアとしての経験があるとはいえ、転職してきたばかりの新人にいきなりリードエンジニアを任せるなんて、前職では考えられませんでした。なんて豪胆な会社だろうと、心底驚いたものでした。
もちろんそこには、これまで私が原薬のバリデーションエンジニアとして重ねてきた実績が高く評価されたという喜びがあります。その評価に基づく日揮からの期待に応えることが、リードエンジニアに起用してくれたことに対する恩返しです。

経営層が社員のことを誇らしく語る

逆に転職しても驚かなかったこと、納得したことがあります。日揮の人財の優秀さです。
重工業メーカーで長年働いていましたから、当然のことながら日揮のことは知っていましたし、その評判も常に耳にしていました。技術力が高いのは当然として、何よりも印象的だったのが、経営層が折に触れて「ウチの社員は優秀だから」と胸を張っているという噂でした。そこには自社の人財に対する強いプライドがあるのだろうと感じたのです。
入社してみるとその話は本当で、“噂に違わぬ会社だな”と納得したものでした。特にプロジェクトマネージャーの皆さんが極めて優秀で、計画を具現化していく力は本当に素晴らしいと思います。自社プラントや製品を持たないエンジニアリング会社にとって、人財は最大の財産。会社トップが人財の優秀さに胸を張る環境で働けることは、エンジニアにとって大きな誇りです。

医薬品を待つ世界中の人のために

繰り返しになりますが、かつて経験したことのない日本最大級の医薬品プラントに携われることは、バリデーションエンジニアとしてのやりがいに満ちたチャレンジです。プラント完成までは長い道のりですから、この先、いくつもの困難が待ち受けているでしょうが、必ず乗り越えて、完成までミッションを全うしたいと考えています。このプラントが完成すれば医薬品を心待ちにしている世界中の人たちのQOL(Quality of Life)にも貢献することになります。それは医薬品の世界で働く人間としての一番の喜びです。
こうした喜びを、製薬の現場で活躍する多くのエンジニアの皆さんと、ぜひ分かち合いたいと思います。多くの方が一緒に活躍してくださることをお待ちしています。

掲載されている情報は、取材当時(2020年)のものです。

  • システムエンジニア

    新たなプラットフォームを産業界へ。
    その気概がDX推進のエネルギーとなる。

  • 鉄道プロジェクト
    エンジニア

    鉄道技術者として培ったすべてを
    海外の鉄道EPCで開花させたい。

  • バリデーション
    エンジニア

    日本最大級の製薬プロジェクトで
    バリデーション・エンジニアとしての
    新たな一歩を。

  • 海外インフラ
    プロジェクトエンジニア

    “技術の目利き”としての強みを活かし、
    海外インフラ領域の案件の開拓へ。

  • 教育・研修制度
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