鉄道プロジェクトエンジニア
(2020年入社)
工学部電気電子工学科 卒

鉄道技術者として
培ったすべてを
海外の鉄道EPCで
開花させたい。

世界で活躍する
鉄道技術者を目指して

鉄道会社で新幹線・在来線の信号や電気設備の設計・保守を担当する技術者として約20年のキャリアを積んできた私が、まったく業種の異なる日揮への転職を決意したのは、自分の新たな可能性に挑戦したいという、ただその強い思いだけが理由でした。
鉄道は社会インフラの代表的な存在ですから、以前の仕事には大きなやりがいを感じていました。日本の大動脈として都市間を結ぶ新幹線、都市や地方で毎日大勢の人々を乗せて“地元の足”として定時運行を続ける在来線鉄道。乗客が安心して利用している姿を目にすることは大きな喜びでもありました。その一方、鉄道はドメスティックなビジネスの代表格でもあります。この先鉄道においても日本の人口減と共に市場がシュリンクするのは間違いありません。施設の老朽化も進み、新設よりも保守・補修が業務の中心となっています。私自身は幸いにも新線の開業に携わることができましたが、今後はそうした機会も少なくなっていくでしょう。ましてや人の流れを変えるほどのビッグプロジェクトに参画する機会はほとんど期待できません。そうした思いが5年ほど募ってきて、鉄道技術者として新たなチャレンジをするなら鉄道インフラの整っていない新興国で、という希望へと昇華していったのです。そんなタイミングで耳にしたのが、インフラ領域に力を入れる日揮が海外の鉄道事業に本格参入するという話でした。そのとき、私の決断に迷いはありませんでした。

チームマネジメント力を強みに

鉄道会社で私が身につけてきた大きな強みの一つが、経験に裏打ちされ、体系づけられた鉄道技術です。加えて複数の事業者の技術者を束ねて一つのプロジェクトを遂行するチームマネジメント力も、私の強みであると認識しています。
鉄道の電気施設、例えば信号や踏切の工事ともなると、電気や機械、システムの技術者と協力して設計からテストまで行い、現場では大勢の作業者をとりまとめて安全に工事を進めなくてはなりません。しかも終電から始発までのわずか3~4時間で確実に終わらせないと始発電車を走らせることができず、大きな社会トラブルを招いてしまいます。そうした緊張感の中で、安全かつ高品質の工事を進めてきたことで培われたマネジメント力は、鉄道技術者としての私の大きな強みです。こうした点への期待が、日揮での私の採用に結びついたのではないでしょうか。

経営陣との一体感が心地いい

社会インフラ分野をオイル&ガス分野に並ぶ新たな経営の柱とすることをミッションに、新たな事業の育成に力を尽くしています。海外鉄道EPC事業への取り組みを本格化させるべく2020年9月には鉄道専任チームが立ち上がりました。そのチームを率いる役目を務めているのが私です。鉄道技術者として海外に挑戦したいという志が高まった時期と、鉄道EPC事業への取り組みが本格化した時期とが一致した、まさに巡り合わせのようなタイミングだったと思います。
チームでは既にいくつかの案件について受注に向けた動きを本格化させています。具体的にはアメリカの貨物鉄道をはじめ、フィリピン、タイ、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカなどの鉄道事業です。進捗状況はそれぞれ異なるものの、東南アジアを中心に多くの案件が出てきており、このスピード感は入社前に想像していた以上で、大変驚いています。またそれぞれの案件について会長、社長に直接説明する機会があるのも想定外だった点で、それだけ会社として鉄道EPC事業に大きな期待を寄せていることが実感できます。そして中途入社直後から鉄道事業を任され、経営陣と接する機会があること、上下の垣根なく議論できることに、日揮ならではのオープンでフラットな社風を感じています。

世界に自分の足跡を残したい

日揮が日本を代表して海外鉄道プロジェクトを牽引することに、鉄道機器メーカー、鉄道車両メーカー、総合商社など、多くの日本企業が期待を寄せています。かつてはメーカーが海外EPC事業に積極的だった時代もありました。しかし海外鉄道EPC事業は非常に難易度が高く、メーカーにとっては負荷が大きすぎたのも事実です。そのためメーカーは本業に専念すべく、機器や車両の製造に回帰しました。そういう今こそ日揮が培ってきたプロジェクトマネジメント力を、海外鉄道プロジェクトのような難しいプロジェクトに発揮するチャンスです。
当面の課題は、まずは海外の鉄道案件を受注し、鉄道EPC事業としての実績を挙げることです。私個人としても、新線の開通に取り組めることは鉄道技術者としてこの上ない喜びであり、それが新興国の社会インフラ整備という貢献につながるのですから、本当にやりがいのある目標だと感じています。世界に自分の足跡を残せる大きなチャンスに、心は燃えています。

掲載されている情報は、取材当時(2020年)のものです。

  • システムエンジニア

    新たなプラットフォームを産業界へ。
    その気概がDX推進のエネルギーとなる。

  • 鉄道プロジェクト
    エンジニア

    鉄道技術者として培ったすべてを
    海外の鉄道EPCで開花させたい。

  • バリデーション
    エンジニア

    日本最大級の製薬プロジェクトで
    バリデーション・エンジニアとしての
    新たな一歩を。

  • 海外インフラ
    プロジェクトエンジニア

    “技術の目利き”としての強みを活かし、
    海外インフラ領域の案件の開拓へ。

  • 教育・研修制度
  • 福利厚生制度
  • 募集職種・募集要項