INTERVIEWS
外の世界を
見ることで
自分の質を確かめる。
日揮株式会社
2024年入社
入社までの経歴
熊本県で生まれ、将来は自動車関連の仕事に携わりたいという思いから、機械工学科のある県外の高等専門学校に進学しました。高専卒業後は、幅広い製品・サービスを手掛ける重工メーカーに入社し、約15年間にわたり品質管理業務に従事してきました。
キャリアの初期には、ガソリンエンジンのサプライヤー品質管理を担当し、その後は大型客船の建造、国内外のプラント建設など、さまざまなプロジェクトに携わりました。これら異なる分野を横断的に経験してきたことが、現在の業務遂行力の基盤となっています。
入社を決めた理由
前職でプラント案件を担当する中で、他社の業務の進め方に対する関心が高まり、実際に自分の目で確かめたいという思いが芽生えました。特に日揮はプラントのEPC業務を幅広く手掛けており、豊富な経験と実績に基づく知見や、標準・仕様の確立、ITの活用など、どのように業務を遂行しているのかに強い興味を持ちました。担当していた案件が無事に完工し、これまでの経験を振り返る中でキャリアの一つの節目を迎えたと感じ、さらなる成長と挑戦を求めて転職を決意しました。
現在の仕事について
品質管理エンジニアとして配管工事や塗装工事における溶接、各種施工、テストの検査対応および現場監督を担当し、品質管理業務に従事しました。また、初めてのメンテナンス現場では、特殊機器の溶接補修を中心に対応し、溶接施工要領書の作成や現場監督など、新設工事とは異なる経験を積むことができました。いずれの現場においても、品質トラブルの未然防止を目的に、円滑な業務遂行のための調整業務を欠かさず行うことを心がけています。現在は、新規プロジェクトにおいて調達品の品質管理担当として業務を行っています。品質トラブルの未然防止に努めながら、社内外との連携を図り、プロジェクトの円滑な進行に貢献できるよう取り組んでいます。
前職との違いや転職後に苦労したこと
私の場合は、前職にてエンジニアリング業務の経験があったため、大きな抵抗を感じることはありませんでした。ただ、日揮社内に相談しやすい雰囲気があることが会社や業務に慣れる上で大きな助けになったと思います。
入社後感じたギャップは?
入社後にまず驚いたのは、先輩方の専門知識の豊富さです。それぞれが特化した専門領域を持ち、関連する資格も取得されており、技術的な知識だけでなく、過去の難易度の高いプロジェクトを乗り越えてきた経験と知見が、日々の会話からも伝わってきます。また、そうした知識や経験が社内技術標準にも反映されており、業務理解がしやすく、実務への展開もスムーズに行えます。さらに、IT化にも積極的に取り組んでおり、部門全体で効率的な業務運用がなされています。これらの環境は、自身の成長にとって非常に良い刺激となり、前向きに取り組むことができています。
仕事で一番やりがいを感じる瞬間
品質管理の業務は、モノづくりにおいて設計・施工・協力会社など多くの関係者との調整が不可欠であり、一人で完結する仕事ではありません。仕様通りの品質を担保するために、検査項目や判定基準等の検査業務を事前に取り決め、それに基づいて業務を進めています。一見すると「仕様を満たすのは当然」と思われがちですが、実際には多くの関係者と連携し、細かな調整を重ねながら品質トラブルの未然防止を図る必要があります。そのプロセスの中で、関係者と協力しながら品質を守り抜くことに、大きなやりがいを感じています。
これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標
今後は業務経験を着実に重ねていき、将来的にQCM(品質管理責任者)としてプロジェクトをリードしていきたいと思っています。その為には、実際にQCMとして活躍されている先輩方の姿を目にして自身が感じた課題を一つひとつクリアにし、早期に目標を達成できるよう努めていきたいと考えています。
オフの日の過ごし方
纏まった日があれば、妻と国内外を問わず旅行に出かけ、心身ともにリフレッシュしています。今年/来年はヨーロッパへの旅行を目標にしており、将来的には建造に携わった客船に乗客として乗船することを一つの夢として描いています。