INTERVIEWS
仕事の幅と
自分の可能性を
広げていく。
日揮株式会社
2024年入社
入社までの経歴
理工学部で高分子を学んでいましたが、「全然違うことをやってみたい」と考え、大学を出た後はLED照明の営業職として就職しました。しかし、コロナ禍によって訪問営業ができなくなったことを境に、手に職をつけようと検査会社に転職。プラントでの劣化調査や非破壊検査などを担当し、一通りの仕事ができるようになった頃に、「より客先に近い立場で仕事をしてみたい」と思ったことが日揮に入社するきっかけとなりました。
入社を決めた理由
検査会社は、検査と結果の報告にとどまり、提案や裁量の余地が限られていますが、次第にお客様に近い立場でやりとりをして、「検査の前と後」も視野に入れた広い範囲で仕事をしてみたいと思うようになりました。その頃日揮の求人と出会い、前職では携わることのできなかった数多くの検査対象があり、材質や内容物に応じて検査対象を取り巻く環境も違っていると感じました。こうした環境にいれば限定的でない成長ができると思えたことが、転職を決めた最大の理由です。
現在の仕事について
石油・化学プラントにおける検査業務を担当しており、数年に一度の定期修理時に行う内部検査と、稼働中の外面腐食検査の双方に関わっています。検査前の準備点検、協力会社との調整、現場での測定、報告書作成と業務は多岐にわたり、検査の取りまとめを行って協力会社に依頼するケースもあれば、私たち自身が現場で検査を行うことも。プラントの検査を行うためには、足場を組んだり、容器を研磨したりといった前処理や、検査で異常が見つかった場合の修理や現状復旧など、前後にさまざまな工程が発生します。そのため、お客様や協力会社の皆さんと日頃からコミュニケーションを取って人間関係を築き、工事の進捗をタイムリーに掴めるように心がけています。
前職の経験で活きたこと
前職で検査業務をしていたおかげで、現場がどんな流れで進み、どんな苦労があり、何が必要とされるのかを踏まえて準備できています。前処理だけでも、重量のある検査機材の輸送、浸水している検査箇所の対策、電源の確保などの要素が絡み合います。そうした現場レベルの状況がうまく掴めていないと「無理のある検査」になってしまい、事故につながりかねません。現場感覚を持っているからこそ、先回りして準備を行い、事故を未然に防げているように思います。
入社後感じたギャップは?
検査ひとつを取っても、日揮には非常に多様なルーツを持つ方がいます。新卒だけでなくキャリア採用で入社した方も多く、携わってきた検査もさまざまです。このように豊富なノウハウが集まっていることが、日揮の魅力のひとつだと言えます。また、経験が多岐にわたるからこそ、失敗談もそれぞれ異なります。先輩や同僚たちの失敗談を頭の隅に置いておくことで検査での失敗を未然に防ぐことができ、作業しやすい環境を準備することにもつながるのです。
仕事で一番やりがいを感じる瞬間
検査報告書に対して「分かりやすくて助かった」と評価をいただいたときに、大きなやりがいを感じます。お客様が現場を想像できるように、写真を多めに添付することや、必要であれば図示することもあります。また、お客様の相談に沿って検査提案ができるのも面白味のひとつ。予算を考慮して検査を分割したり、先方に理解しやすい用語を使ったり、状況に応じて検査方法を変えたりと、判断と思考が求められる新鮮味のある環境です。
これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標
今後は、腐食や損傷の要因を即座に特定できる知識を磨きたいと考えています。検査業界に身を置いて数年ほどが経ちますが、まだ要因の特定に時間がかかるのが現状です。知識の豊富な先輩たちに遅れを取らないよう、日々勉強に励んでいます。そして今後は、依頼された検査内容以外の提案もできるようになっていきたいと考えています。お客様から相談をされることだけでなく、現場や材質の知識をもとにして、まだ気付いていない課題にもアプローチしていければと思います。
オフの日の過ごし方
スキューバダイビングが好きなので、休日はよく海に潜っています。飲食店で隣に座ったスキューバのインストラクターに熱弁され、その勢いでライセンスを取得したのが始まりでした。潜ってみると想像以上に面白く、以来趣味として続けています。働き方改革により多忙と思われがちなプラント業界も休みが取れるようになっているので、趣味を充実させることができています。