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INTERVIEWS

J.K

日揮株式会社
2021年入社

入社までの経歴

韓国出身で、高校卒業後に日本へ留学しました。大学では地域のまちづくりを研究し、商店街でのイベントなども主催。卒業後はデザイン系の設計事務所に勤務し、事務所や商業施設の設計を担当しました。設計以外にも建築コンサルティングの業務にも携わり、さまざまな分野に関われる面白さを感じましたが、より効率的に仕事を進めるための技術革新に興味を持つように。特に3Dの建築設計技術であるBIM(Building Information Modeling)技術を使った設計の可能性に注目し、転職を考えました。

入社を決めた理由

転職活動を進める中で、プラント業界の存在を知り、特に日揮での建築設計業務に大きな可能性を感じました。製薬会社の工場や研究施設の設計に携われるという点で、一般建築に比べシステマチックに設計できる部分があり、いち早く技術革新にも取り組めるためです。日揮は、プラント領域での豊富な経験があり、既に3D設計を進めている専門部門が多い点も非常に魅力的に映りました。さらに、日揮が掲げる「ITグランドプラン」や、BIM技術を駆使した先進的な取り組みには強く共感し、こうした姿勢に惹かれたことが入社を決意した大きな理由です。

現在の仕事について

現在は建築系の部門に所属しており、大規模な製薬工場の建築設計を担当しています。主に意匠設計を行い、建物の外装や内装のデザインにも携わっています。工場の建築設計には、性能・規格として大方が決まっているところもありますが、例えば、工場内の「昼光利用」に関心を持つお客様からの要望に応え、窓の数や位置、サイズを決めるといった、個別の検討を要する場面ももちろんあります。工場の製造室には直射日光を入れないという条件がある一方で、従業員の心理面を考慮し、開放感を与えるための窓を設計する必要がありました。私はそこでBIMを活用し様々な案のシミュレーションをすることで、ご要望を性能面から満たしつつ、意匠面でも最適なデザインをご提案し、設計できました。仕事の中では、設計スケジュールの調整に難しさを感じており、建築工事が既に進んでいる中で他の部分の設計が変更になることもありうるため、部門間の調整が非常に重要です。

前職との違いや転職後に苦労したこと

前職では関連部門が少なく、共通認識を持ちやすい環境がありましたが、日揮では各部門が細かく分かれているため、全体として目指す方向性を揃えられるよう、コミュニケーションをまめに取って意図を正確に伝えることがより重要と感じています。プロジェクトマネージャーが必ずしも建築設計に特化しているわけではないため、設計に必要なスケジュールの調整や、自分たちの意志をしっかり伝えることが大切です。同じ部署の上司からのコーチングも受けながら、適切なアプローチ方法を模索しています。

入社後感じたギャップは?

日揮の社風として、非常にフラットな組織構成を感じました。経営層とも直接相談できる環境が整っており、他部署の方々とも協力的な姿勢で仕事が進む点が魅力的です。プロジェクトの単位が大きく、多くの部門が関わることになるため、そうしたフラットな体制でコミュニケーションがスムーズであることがプロジェクトの成功につながっています。また、事実に基づいた議論が行われるため、感情に流されることなく効率的に進行できる環境が整っているのも個人的に気に入っているポイントです。

仕事で一番やりがいを感じる瞬間

やりがいを感じるのは、お客様から「日揮さんが良い建物を作ってくれた、日揮さんに頼んで良かった」といった満足の声を耳にしたときです。これまで積み重ねてきた調整や努力が報われたと実感します。また、BIM技術を活用した新しいやり方で最適な設計を実現できた瞬間にも大きな達成感を得られました。建築設計者として、私たちの役割は「建築的な視点でお客様の課題を解決し、ご要望以上の解答をすること」にあると強く感じています。

これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標

今後は、自動化や効率化にさらに取り組み、設計の幅を広げたいと考えています。特に、建築や空間の質向上につながる技術革新を検討したく、その一歩として、プラント設計で繰り返し使える技術を標準化し、自動化可能なプロセスはそう切り替えていくことで、より創造的な部分、より差別化のできる設計に時間をかけられる環境をつくりたいです。

オフの日の過ごし方

オフの日はキャンプや登山、ツーリングに出かけてリフレッシュしています。自然の中で過ごすことで心身ともにリフレッシュでき、仕事のモチベーションにもつながります。また、長期休暇には友人や家族と旅行に出かけることもあり、趣味の時間を大切にしています。