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INTERVIEWS

K.T

日揮コーポレートソリューションズ株式会社
2023年入社

入社までの経歴

学生時代には、ケニア・ラオス・ミャンマーでインターンシップを経験し、国や文化の異なる人々と協働する中で、グローバルな視点の重要性やビジネスを学びました。
その過程で感じるようになったのが、日本の技術力に対する誇りです。卒業後は大手電子部品メーカーで人事を担当し、新卒採用業務では企画立案やイベントの運営などを担当。コロナ時に始めたオンラインインターンシップやジョブ型採用の導入など、これまでにない採用活動にも多く携わりました。

入社を決めた理由

転職を考えたきっかけは、特定の分野にとどまらず、新たな領域にも挑戦しながら、世界で通用する人事スペシャリストを目指したいと考えたからです。
前職での人事業務もやりがいのある仕事でしたが、立場が上がるにつれて成長が頭打ちになっている停滞感を覚えるようになりました。学生時代に思い描いていたのは、海外の最前線で駆け回る自分の姿。ちょうどその頃、日揮グループの求人と出会い、事業内容を知るうちに素直に「かっこいいな」と感じました。グローバルに社会課題に挑み続ける姿勢こそ、私に欠けていたものだったからです。そこで、「自分も日揮の一員となりたい」という強い気持ちで入社を決めました。

現在の仕事について

現在は給与・旅費担当として、国内外の建設現場やグループ会社に駐在・出向する社員のためのサポート業務を担当しています。赴任に関わるあらゆる情報提供、休暇や手当の制度設計、赴任先でのトラブル対応など、社員一人ひとりの事情に合わせた柔軟な判断が欠かせません。横浜本社からは数百名規模の社員が世界中へ赴任しており、人によって事情もさまざまで、それらを調整する難しさがあります。また、入社後に1年半にわたって台湾のプロジェクトで「アドミ」を任せてもらったことは自分にとって大きな経験になりました。建設現場はSVやエンジニアなどの技術者によって支えられていますが、彼らだけでプロジェクト運営が成り立つわけではありません。人事、コスト積算、総務、衣食住の手配・管理といった、工事以外のあらゆる業務を支えるのがアドミの役割です。例えばコスト管理では、現場で働くスタッフにかかる経費のとりまとめや予算を予測し、人事面では台湾の労働法や各国の渡航ルールに基づいたスタッフ管理に携わりました。現地では、就業規則の改定や、スタッフのモチベーション向上を目的とした施策の立案・運用など、制度や仕組みの改善にも取り組みました。

前職との違いや転職後に苦労したこと

前職では人事として、適材適所の人財採用に向けて、グローバルな視点でのリクルート活動に取り組んでいました。そうした経験は、現職においても人種や国籍を問わず多様な人財と関わるうえで大いに活かされています。また、現地スタッフの労働条件や雇用契約に関する問い合わせに日々対応する中で、現場アドミの一つ一つの判断が、プロジェクトの運営や現場の士気に大きな影響を与えることを実感しています。国や地域が異なっても、「人を扱う」という本質は変わりません。そのため違いというよりは、前職同様にルールや手順を明確にし、相談には一人ひとり丁寧に対応する姿勢を大切にしています。一方で、都度例外を設けていては組織としての一貫性が失われてしまうため、判断に迷う場面では「公平性」「ルールの原則」「柔軟なPJ運営」というバランスを常に意識しています。

入社後感じたギャップは?

社内ネットワークの強さと人のつながりを大切にする文化に良いギャップを感じました。プロジェクト単位で動くため、部署を超えて多様なセクションと関わる機会が多く、自然と人脈が広がっていきます。また、明るく前向きな社員が多く、台湾のプロジェクトでも、初めての業務に戸惑う中、誰かに聞けば必ず助けてもらえる環境があり、とても助かりました。

仕事で一番やりがいを感じる瞬間

国籍や価値観、立場の異なるスタッフと、一体感を持って仕事ができたと感じられる瞬間に、最もやりがいを感じます。赴任当初は、言語や業務経験の不足もあり、自分の考えがうまく伝わらず、歯がゆい思いをすることも多くありました。けれども、現場スタッフ一人ひとりと丁寧に向き合い、信頼関係を築いていくことで、難しい課題も乗り越えられるようになっていきました。このように、文化や価値観の違いを乗り越え、「プロジェクトを成功させる」という共通のゴールに向かって、一丸となって取り組めたとき、手応えを強く感じます。この経験が、グローバルな仕事の魅力であり、自分の仕事の原動力にもなっています。「現場に関わる一人」の目線を、これからも大切にしようと思います。

これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標

今後は横浜本社を拠点に、世界各地へ赴任する社員のサポート体制をさらに進化させていきたいと考えています。特に「Work in Life」を掲げる施策を充実させ、社員が安心して現場に挑めるよう環境整備に注力したいです。一方で、すべての要望を叶えられるわけではありません。公平性と柔軟性のバランス感覚を大事にしながら、現場経験を持つ人事としてルール改定に携わり、会社として一つの方向を目指していけるようにしたいです。

オフの日の過ごし方

休日は友人と食事を楽しんだり、野球観戦に出かけたりしてリフレッシュしています。特に横浜みなとみらい周辺はレストランやライブハウスが多く、お気に入りのスポットで過ごす時間が楽しみです。関西出身ながらも横浜の街にすっかり馴染んできたので、終業後の時間も大切にしたいです。