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INTERVIEWS

Y.K

日揮グローバル株式会社
2021年入社

入社までの経歴

大学では理工学部電子工学科に所属し、光の干渉現象の研究を行いました。卒業後は製紙会社に就職し、工場のオペレーションやメンテナンスに従事。設備の更新や新規設備導入を担当するうちに、装置設計に興味を持つようになり、2社目ではエンジニアリング会社に転職しました。そこで海外のコンビナート向けに技術提案を行う部門に所属した後に設計部門へと移り、パッケージエンジニアとしてのキャリアをスタート。プロジェクトマネージャーとしてのキャリアアップも視野に入れながら、3社目となるエンジニアリング会社を経て4社目となる日揮グローバルに転職しました。

入社を決めた理由

3社で経験を積みながらも、さらなる挑戦を求めて転職を検討しました。当時はO&Mの分野やプロジェクトマネージャーの職種も視野に入れていましたが、パッケージエンジニアとしてプロジェクトを進める働き方が自身に最もフィットすると感じたのです。というのも、パッケージエンジニアは機器に関する知識のアップデートが常に不可欠であり、そうして得た知識をすぐに業務で活かすことができます。自分で調べて知識を得ることが好きな私にとって、知識を活かしながら働ける日揮での環境が魅力的だと考えました。

現在の仕事について

現在は海外のLNGの受入基地建設プロジェクトにおいて、パッケージ機器のリードエンジニアとして設計と各種コーディネーションを担当しています。世界各地のベンダーから資機材を調達し、最適なパッケージを構築するのが私の役割であり、フレアスタックなどの燃焼装置やLNG気化設備、水処理装置などを担当しています。プロジェクトはグローバルオペレーションで進められており、設計は横浜とフィリピンの2拠点で分担しているのですが、以前あった週ごとの定例会議を廃止し、リモートでのコミュニケーションを強化することで、設計に集中できる環境を整えています。また、エンジニアが抱える課題をチャットや電話で積極的に拾い上げ、すぐにチームで対応できるようにしています。これらの工夫は、会議に時間を使いすぎていると感じた過去の経験から生まれたもので、コミュニケーションの質を高めつつも、設計の効率を向上させています。

前職との違いや転職後に苦労したこと

前職でも同様の職種に従事していましたが、日揮ではさらに大きな裁量が与えられていると感じます。特に、技術仕様の最終決定や図面最終承認を自身で行う責任があり、そこでの判断力が求められます。また、ベンダーやステークホルダーとの関係をうまく維持しながらプロジェクトを進めることが非常に重要なのですが、そこに面白さと難しさを感じています。十把一絡げに対応するのではなく、相手に応じてその接し方を工夫し、早期に良好な関係を確立することが成功の鍵となります。

入社後感じたギャップは?

リードエンジニアとしてプロジェクトに関する多くの決定を任される一方で、各エンジニアへのサポート体制が若干画一的でまだ十分でないと感じる場面もあります。エンジニアの経験に応じて与える裁量の大きさを決めたり、若手エンジニアに十分なケアをする体制を整えるなど工夫することが必要です。

仕事で一番やりがいを感じる瞬間

これまで自身に蓄積してきた知見や、日々継続している知識のアップデートの成果をプロジェクトで活かせた瞬間にやりがいを感じます。例えば、お客様からの頂いたコメントに対して技術的な裏付けを背景に、説得力のある回答ができたときや、過去のログを参照しながらお客様の要望に合致した最適な提案を行えたとき、「分かってくれている」と感じられる瞬間があり、それを大切にしています。お客様の納得を得られる瞬間は非常に達成感があります。

これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標

今後は、さらに複雑なプロジェクトに挑戦していきたいと考えています。具体的には設計拠点が複数個所に分散し、機器の点数が多い大規模プロジェクトです。ベンダーの数も増え、コントロールが難しくなりますが、それを少数のメンバーで効率的に進められることこそ、リードエンジニアの腕の見せどころではないでしょうか。また、さらに効率的にプロジェクトを進めることで、きちんと目に見える成果を出せるエンジニアとして成長していきたいと考えています。

オフの日の過ごし方

オフの日は家族と過ごす時間を大切にしています。子供の習い事に付き添ったり、軽い遠出を楽しんだりしています。最近では茨城県の袋田の滝に行き、自然を満喫しました。また、妻と一緒に夜にジョギングをすることも楽しみの一つです。平日は忙しいため、休日は家族と共にしっかりとリフレッシュすることを欠かさないようにしています。