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INTERVIEWS

L.X

日揮株式会社
2022年入社

入社までの経歴

中国の北京近郊で生まれ育ち、上海の大学で電気工学を専攻し、ファクトリーオートメーション(工場の自動化)について研究していました。もともと日本文化に興味があり、日本企業への就職を考え、日本語の勉強を進めていました。卒業後は大阪の企業に就職し、大型機械設備の電気設計や制御設計を担当。自動車部品製造に使用されるプレス機の電気設計に従事していましたが、さらに大規模なプロジェクトに挑戦したいという思いから転職を決意しました。

入社を決めた理由

日揮を選んだ理由は、数百億円規模の大規模プロジェクトに関わることができる点に惹かれたからです。日本で働くこと自体が、私にとっては海外で仕事をするという挑戦ではありましたが、さらに成長できる環境を求めていました。また、妻が横浜での暮らしを希望していたこともあり、生活面の希望も取り入れて日揮を選びました。横浜での生活は景観もよく非常に快適で、自分自身の成長と家族の幸せの両方を実現できる職場だと感じました。

現在の仕事について

現在は電気設計系の部門に所属し、ライフサイエンス分野のプラントにおける電気設備の設計を担当しています。具体的には、医薬品や食品工場など清潔な環境で行われる製造工程に必要な電気設備の設計です。一例を挙げると、医薬品製造工場の設計に関わり、7階建て、1万6000平米の建物の電気システム設計を手掛けています。私の役割は、受変電設備から、低電圧に変換して各種設備に適切に電気を供給するところまでを設計することです。そこには、お客様や協力会社との打ち合わせや、工事監理なども業務に含まれます。さらに日揮の社内で機械設備のチームと連携し、建物全体のユーティリティ設備の設計にも取り組んでいます。建物やプラントはオーダーメイドで設計されるため、毎回異なる条件に対応する必要があり、それがこの仕事の難しさでもあり面白さでもあります。

前職との違いや転職後に苦労したこと

前職では大型機械の電気設計を担当しており、機械そのものを相手にしていましたが、現在は建物全体の電気設備を扱うことが多く、スケールの違いに最初は戸惑いました。また、日揮ではプロジェクトが大規模なため、チームのメンバーや他部門との連携が重要です。一品一葉な部分も多く、都度判断が求められる点は難しいと感じていますが、その分自分で改善点を見つけていけるやりがいも感じています。

入社後感じたギャップは?

入社後に感じたのは、若手に大きな裁量が与えられていることです。私のような比較的若手のエンジニアにも、プロジェクトのリードエンジニアを任せてもらえる環境は珍しいと感じました。また、日揮には建築、空調、電気、プロセス、配管など各分野の専門家が集まっており、彼らと会話する中で、互いの知見を深め合えることがとても刺激的です。お互いの視点が見えてくると、プロジェクト全体を俯瞰して調整できるようになるのが面白いです。

仕事で一番やりがいを感じる瞬間

お客様の要望に対して、電気の専門家として最適な提案ができたときに、やりがいを感じます。たとえば、バックアップシステムの検討を依頼された際に、限られたスペースやコストの制約を踏まえ、機械を増やさずにバックアップ体制を整える提案をしたとき、お客様が「よく分かってくれている」と感じてくれた瞬間は非常に嬉しかったです。技術者として、ただ要望を受け入れるのではなく、最善の解決策を見つけることに意義を感じています。

これから挑戦していきたいこと、叶えたい夢や目標

今後は、ユーティリティ設備の設計だけでなく、発電分野、特に風力発電所やバイオマス発電所建設などのプロジェクトにも関わりたいと考えています。電気が主役となる分野で、電気のリードエンジニアとしてプロジェクト全体を率いることに挑戦したいです。そのためにも、全体を俯瞰してプロジェクトを成功に導く力を培い、より大規模なプロジェクトを任せてもらえるよう成長していければと思います。

オフの日の過ごし方

オフの日はまだ幼い娘と過ごすことが多く、彼女の興味に合わせて遊園地や公園に行くことが楽しみです。また、資格試験の勉強にも取り組んでおり、会社からの奨励金を受けながらスキルアップを目指しています。勉強を通じて、設計の基礎理論を振り返ることができ、技術者としての成長にもつながっています。