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原子力分野におけるエンジニアリングサービス

ソフトウェアサービス

総合エンジニアリング

原子力プラントの建設では、数万点のコンポーネントを建物に合理的に組み込み、プラントトータルシステムとして所定の機能を備えることはもちろん、安全性、信頼性、運転・保守の容易さ、被ばくの低減などについてきめ細かな配慮が要求されます。このような基本的な条件を充足させるためには総合的なエンジニアリングが重要であり、日揮(JGC)は強力なプロジェクトチームのもとで独自のプロジェクトマネジメントシステムを活用し、コスト、スケジュール、品質の管理とエンジニアリングコーディネーションを行い、プロジェクトを遂行します。

プロジェクトマネジメント

当社のプロジェクトマネジメントには以下のような機能が含まれています。

  • ・プロジェクト総合管理機能
  • ・情報処理機能
  • ・スケジュール管理機能
  • ・設計管理機能
  • ・購買およびコスト管理機能
  • ・品質管理機能
  • ・要員およびマンパワー管理機能

当社は、過去2万件以上におよぶプロジェクト経験を通じて、数多くのプロジェクトマネージャーを養成してきました。プラントの設計から建設までを一つのトータルシステムとして合理的に行うため、ワークブレークダウンストラクチャー(WBS)をベースとした独自のプロジェクトマネジメントシステムを確立しています。

基本設計

基本設計では、まず設計基本条件に従って必要な情報の確証評価を行い、基本仕様を確定します。この段階ではライフサイクルコストの低減を念頭に、プロセス評価、物質収支や放射能収支、プロセス制御方式、運転条件、機器類の選定、所要ユーティリティなどの基本事項を決定します。基本設計では、先行プラントの経験を徹底的に検討・評価し、改善を図ります。また、物流、建設、運転、保守および安全を考慮した機器類、配管などの配置計画および建屋の基本計画も平行して立案します。一方、プラントの安全運転のための条件、コンファインメントの設定、被ばく防止対策、臨界防止、運転監視機能、事故評価などを含めた安全解析を実施し、安全性確保のエンジニアリング方針を決定します。

詳細設計

基本仕様、配管計装線図、配置図などの基本設計資料をベースとして、機器、配管、土木、建築、換気空調、計装、電気などの各専門分野でバランスのとれた詳細設計を行います。当社は、設計手法のコンピュータ化により、構造設計、耐震設計、遮蔽設計、および諸官庁申請用の規格計算などの信頼性を高めるだけでなく、自動設計システム(CAD/CAM)、自動積算システムを活用して作業の効率化を図っています。また、3Dシステムにより、設計面での妥当性を総合的、立体的に確認し、設計信頼性の向上を図っています。

建築設計

基本設計に基づいて建屋の基本計画を立案し、構造設計、耐震設計との同時進行でプラントと調和のとれた遮蔽設計、換気空調設計、意匠設計を行います。

品質保証

原子力プラントの安全性・信頼性の確保に対する社会のニーズおよびお客様の要望に応えるため、ISO9001および原子力発電所の品質保証指針((社)日本電気協会)などを基本として確立した品質保証システムに基づいて、プラントの建設に影響するすべての業務を遂行しています。遂行にあたっては、設計の段階から建設および試運転にいたるまで一貫した管理体制と計画のもとに設計、調達、製作、工事などを進めています。発注先に対しても、品質保証体制の充実を図るため、管理体制とその実行について定期的に調査および監査を行い、必要に応じて指導を行うなど、長年の経験と豊富なノウハウに裏付けられた品質保証活動を行っています。

許認可

当社は、設置(変更)許可申請書および安全審査用資料、(設計)工事計画認可申請にかかわる図書などの作成および調整の支援を行っています。更に、国内における法規、指針、行政指導、過去の許認可実績などをふまえて将来動向の調査を行い、米国の原子力許認可情報および米・仏などの国際的なコード、スタンダード類の情報を入手・分析し、常に国際的な動きに注目しつつプラントの設計に反映しています。

原子力安全解析・評価

当社は、原子力特有の事項について、以下のような安全解析・評価を行っています。

  • ・遮蔽設計(ガンマ線、中性子線)
  • ・臨界設計
  • ・線源評価
  • ・崩壊熱評価(使用済核燃料を含む)
  • ・環境被ばく線量評価
  • ・事故評価
  • ・対ミサイル防護設計
  • ・保障措置、物的防御設計ほか

これらの設計、評価に際しては、当社が独自に開発したコンピュータプログラムだけでなく、OECD /NEAに国際的に登録されているアプリケーションプログラムも導入し、積極的に活用することで国からの要求、そしてお客様からのご要望に応えています。

システム開発

当社では、お客様のニーズに応じて、以下のような原子力発電所のシステムアプリケーションの開発も行っています。

  • ・総合廃棄物管理システムとして、各廃棄物の区分、発生場所、内容、物流などを管理するシステム
  • ・補修記録、定検記録、運転記録などのデータベースによる管理システム
  • ・設計、検査、認可などの図書管理システム

コンサルテーション

当社は、蓄積した技術やノウハウを活用して、既存設備の改良、新技術の応用など、お客様のニーズに合わせた技術的課題の解決に協力しています。

ハードウェアサービス

機材調達

建設に必要なすべての機器、材料については、定期的な品質保証監査に合格したベンダーのなかから、機能、納期、品質、実績などを総合的に評価し、最適なベンダーを選定します。選定にあたっては、国内メーカーはもとより、必要に応じて海外のメーカーも選定できる調達機能を備えています。

品質管理

発注した機器が設計に基づいて仕様通りに工場製作が行われるよう、独立した検査部門によって確実な品質管理を実施しています。建設現場においても同様に、建屋工事、据付工事、配管工事、換気空調工事、電気計装工事などに対する品質管理を実施し、さらにはお客様の諸官庁検査受検の支援も行います。

製作工程管理

工程管理部門は、ベンダーの工場における機器製作工程、納入工程、ショップ・ファブリケーション工程などの管理、製作指導などを行い、製作機器類を工程通りに納入する万全な体制を整えています。

建設工事

建屋内の複雑な機器、配管、電気、計装、換気設備にいたる各種の工事を合理的かつ機能的に実施するため、最新の工事技術に基づいて工事計画を立案し、WBSネットワーク手法を用いた工程管理手法によって最適な工期とコストで工事を行います。

試運転

建設工事を終了したプラントは、慎重なテストを経て納入されます。試運転は、設計条件を満たし、長期運転が可能であることを確認するために行います。

運転指導

設備の効率的、かつ安全な運転を保証するため、「運転マニュアル」を作成します。装置・機器の内容、その取り扱い方法、保守管理の方法、運用方法などについて実際に運転を担当するオペレーターのトレーニングを行い、試運転から本格運転まで指導しています。

メンテナンス

日常点検および予備診断により、装置および材料の健全性をチェックし、合理的なメンテナンスを行います。安全管理と被ばく管理に基づいて、短期間で安全なメンテナンスを実施します。また、各種のメンテナンス用機器も開発しています。

除染

被ばく低減のため、種々の化学的・物理的除染技術、有機・無機の除染剤を組み合わせて作業を行います。
また、除染機械の開発も行っています。

コンポーネント改良

被ばく低減の観点から機器コンポーネントの改良を行っており、メンテナンスが容易でしかも信頼性の高いバルブなどを開発しています。

プラント健全性診断

原子力プラントの構成機器の健全性を診断する技術を開発・実用化し、お客様のニーズに応えてきました。高放射線下で作業者が立ち入りできない環境下でも、遠隔制御により診断を行える技術をはじめ、様々な独自技術が原子力プラントの健全性診断に使われています。

放射線管理

放射線下作業の実施にあたり、事前の官庁手続きをはじめ、計画立案、作業者の訓練や作業期間中の被ばく管理、作業環境測定を適切かつ効果的に実施しています。これにより、再処理施設、原子力発電所や研究施設で行った多くの放射線下作業において、無事故、無災害で安全に作業を終了させています。

安全管理

詳細な工事計画書に基づいた安全管理計画を立案し、工事開始前に関係者への徹底を図るとともに全工事期間にわたって安全上の指導、監査を実施します。

工事技術

工事の高品質化を図るため、数多くのショップ・ファブリケーション工法を開発し、実用化しています。特に高度な技術を要求される原子力プラントにおける溶接分野への対応として、独自の工法の開発を行っています。

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