日揮パラレルテクノロジーズ株式会社
副社長
パラアスリート(2005年入社)

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発信を続けることで、
社会はもっと変えられる。

パラアスリートと仕事との両立

午前中はパラテコンドー強化指定選手としてトレーニング、午後は仕事、そして夜は再びトレーニング。これが普段のスケジュールです。仕事の面では、障害者が活躍できる場として設立した、グループ会社の日揮パラレルテクノロジーズ株式会社に副社長として出向中。多忙な毎日を送っています。
以前はフルタイムで仕事をしていましたが、自ら提案して実現したアスリート制度によってトレーニング時間の確保が可能に。アスリートとしてメディアに出る機会が増えることは、日揮グループのブランド価値向上につながるはず。私ならではのそんな貢献をもっと高めたいとの思いで、アスリート制度を実現させました。自ら立ち上がって動き出すことで、思いを叶えられるのが日揮。グループ会社設立もアスリート制度導入も、その好例です。

一緒にいれば違和感は消えていく

先天性上肢障害、つまり生まれたときから両手が不自由でした。左腕は手首から先、右腕は肘から先がありません。けれど私は健常者とまったく同じだと思って生きてきましたし、何の負い目も感じませんでした。もちろん社会の中では私に違和感を抱く人は大勢いるでしょう。でもそれはきっと、単に障害者を見慣れていないだけのこと。職場の仲間がそうであるように、いつも一緒にいれば違和感なんてすぐに消えていきます。そのためにも障害者自らが表に出て発言し、社会に飛び込んでいくことが大切だと思うのです。そんな気持ちで日揮グループ社内で講演会を企画し、開催したこともありました。これも自ら声を上げて実現したことです。
そういう声を受け止め、実現させてくれるのが日揮グループらしさ。もちろんハード面でもソフト面でも、社内で壁を感じることもありません。

さらに発信を続けていきたい

新しく設立したグループ会社では、日揮グループ内のビッグデータを活用するためのIT業務支援を事業とします。なんらかの障害を抱えつつも素晴らしいポテンシャルを持った人財は社会には数多く存在しており、そうした方々が活躍できる場になれれば、という思いで設立しました。
多様性を認め、共生を受け入れる方向へと、社会は動いています。パラアスリートたちがこれほど多くメディアに登場する時代は、これまでにありませんでした。こうした変化を追い風に、今まで以上に発信を続けていきたいと考えています。そんな取り組みを受け入れてくれ、さらに背中を押してくれるのが日揮グループ。より多くの仲間が集い、一緒に発信してくれることを願っています。

掲載されている情報は、取材当時(2020年)のものです。

  • 日揮パラレルテクノロジーズ株式会社
    副社長
    パラアスリート

    発信を続けることで、
    社会はもっと変えられる。

  • システムエンジニア

    “当たり前”を支える、
    縁の下のプロフェッショナルとして。

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