LNGプラント
顧客名
ヤマルLNG社
(JSC Yamal LNG)
場所
ロシア連邦
ヤマロ・ネネツ自治区
完工年
2018年
役務範囲
設計・調達・建設・試運転
キャパシティ
5,500,000T/Y×3

現地語で「最果て」を意味する、ロシア連邦ヤマロ・ネネツ自治区サベッタ。世界の天然ガス埋蔵量の20%超が賦存するとされる北極圏ヤマル半島に位置するこの地で、このプロジェクトは同国2件目かつ最大級のLNGプロジェクトとなりました。
北緯71度、冬期の最低気温は零下50度。建設初期にはヘリコプター以外のアクセス手段がなく、まさに「陸の孤島」。この過酷な環境での建設工事を短納期で達成するため、建設地とは別のヤードで総重量560,000tにも達するモジュールを製作し、その後、建設現場に運んで組み立てる「モジュール工法」を最大限に活用しました。
極寒地対応の設計に加え、ヤードの管理、砕氷船利用による北極海航路での輸送(一部モジュールは夏場の北極海航路での輸送に成功)、そして「最果て」の地での現場工事。かつて経験したことがない困難との戦いの連続でしたが、当社グループ、テクニップ社、千代田化工建設株式会社のジョイント・ベンチャーが持つ豊富なLNGプラント建設経験と、優れたプロジェクト遂行能力への厚い信頼で完工することができました。