メガソーラー発電所
顧客名
ザライ電力合弁会社
場所
ベトナム社会主義共和国
ザライ省 クロンパ地区
完工年
2018年
役務範囲
設計、調達、建設(EPC)
キャパシティ
発電容量約70,000kW

本プロジェクトでは、ベトナムの一般家庭47,000世帯分の年間使用電力量に相当する、約49MW(交流)の出力を誇るメガソーラー発電所を、ベトナム中南部に位置するザライ省クロンパ地区に建設しました。
当社グループは、ベトナムにおいて2件の大型製油所建設プロジェクト実績があり、2009年に設立したJGCベトナム社は、産業プラント分野を含む複数の中小プロジェクトを独自に遂行してきました。そういった同国におけるプロジェクト遂行の知見に加え、発電容量ベースで日本トップクラスのメガソーラー発電所建設を行った実績があること。そして、事業の経済性向上に寄与する様々な提案が総合的に評価され、2018年に本プロジェクトを受注し、同年に完成しました。
ベトナム政府は、2011年に第7次電力開発計画(PDP7)を策定し、国を挙げて再生可能エネルギーの利用拡大を推し進め、2030年までに太陽光発電の施設容量を12,000MWに引き上げる計画を行っています。そんな中、このメガソーラー発電所から発電される電力の買い取りには、同国再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が適用される予定であり、本プロジェクトは、国策に深く関わる一例であるといえるでしょう。また、ベトナムだけでなく、特に東南アジア地域ではメガソーラー発電所建設計画が多く進行しています。当社ではそういった世界情勢に合わせ、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」のうち2021年から2025年の5年間は、エネルギートランジションをコア事業ととらえ、クリーンエネルギーの拡大に注力しています。今回のプロジェクトを足掛かりに、海外法人との連携のもと、今後もプロジェクトの受注に積極的に取り組み、再生可能エネルギーのさらなる普及に貢献していきたいと考えています。