仕事と人

シビルエンジニア

大変さと面白味は表裏一体。シビルは建設の基礎を担う“はじまり”。
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モノづくりに携われ、学んできたものを活かせる仕事。

大学では土木工学を専攻していました。海外で仕事をしたいと思っていたので、国内のゼネコン系の会社に就職することは考えていませんでした。就職や進路について教授に相談したところ、日揮の存在を教えてもらい、実際に社員に会ってみると、活気に満ちて意欲的に仕事をしている魅力的な方でした。そんな魅力的なエンジニアが多くいることに加え、プラントの基礎などを設計する場面で大学での学びを生かしながら海外でも活躍できると思い、日揮への就職を志望しました。

シビルエンジニアは瞬間的な判断力が重要。納期は待ってくれない。

私が所属するシビル建築部は、プラント建設地の造成、地盤改良、地中構造、地中配管、コンクリート基礎土台、鉄骨構造などの設計を行う部門です。私たちシビルエンジニアの業務は、プロセス情報をもとに詳細設計された配管や機器の情報から、荷重計算などを行い、地盤、コンクリート基礎土台、鉄骨構造などの図面を作成し、プラントの礎、骨組みをつくっていきます。そのあと、どの専門部よりも先に現場に赴きフィールドエンジニアとしてサブコントラクター(専門工事業者)を指導し、必要に応じて客先との折衝や交渉などを通じて建設工事を進めていく、といった流れになります。主に建設現場では、基礎や鉄骨などから工事に着手しますが、機器の大きさ、重さなど、機器や配管の設計・配置が決まらなければ、基礎部分にあたるシビル設計を固められず、建設工事も始めることができません。つまり、最後に設計をし、最初に現場での作業が始まるため、我々の業務はスケジュール上、非常に切迫した中で遂行されることが多く、手順書、指示書など前段階の準備や製作が非常に重要になります。プラント内の鉄骨などの物量の多さ、複雑な設計順序というスケジュールとの戦いをクリアし設計から建設にスムーズにつなげるため、相手の立場に立って物事を考え、少しでもわかりやすく、伝わりやすい指示を心がけています。
私が若手社員のころは、場当たり的な対応で精一杯でしたが、経験を重ねるごとに先の展開を見据えて仕事をすることができるようになってきました。経験を重ねるにつれて、ときには、重要な判断を自分一人で下さなければならない場面もあります。もちろんチームとして業務を進めなければなりませんが、一瞬の判断は自分一人、大きなプレッシャーが伴うこともあります。判断に迷ったときは、先輩や上司からアドバイスをもらい、次の判断を下す場面に活かすことができます。プロジェクトチームのメンバーたちは全員が、スケジュール通りに図面を完成させるという共通意識を持ち、ミッションの円滑な遂行に取り組んでいます。こうしたチームの一体感により、切迫したスケジュール下でも精度の高い仕事をして期待以上の成果を出せたときには、大きな喜びと達成感を味わうことができます。

さらに現場を知り、設計にフィードバック。そして、後輩の育成にも力を注ぐ。

現在は横浜本社でサウジアラビアの製油所建設プロジェクトの設計業務を行っていますが、近い将来このプロジェクトの現場に赴任することが決定しています。入社2年目にカタールの現場に駐在した経験がありますが、その際は基礎の施工や工事スケジュールの管理を担当しました。現地では10人くらいの外国人スタッフと一緒に仕事をしていたのですが、なかなか指示通りに仕事を進めてくれず、言葉や文化が異なる外国人スタッフとの共同作業の難しさを実感したことを覚えています。丁寧にコミュニケーションすることを心がけ、彼らの要望や意見を汲み取りながら、働く環境を整えていくことで円滑にプロジェクトが進行できるよう注力しました。
サウジアラビアの現場でもこれまでの経験を生かし、プロジェクトを円滑に遂行していきたいと考えています。現場に駐在したら、現場で発生する基礎部分の工事の間違いなどのトラブルに対処し、各部門との調整を図りながら、建設工事をやり直さずにスケジュール通りに進めていくことがミッションの一つとなります。他部門と連携しながら工事は進められるため、自分の専門外の分野や異なる部門に関する知識を広げ、未然にトラブルが防げるように業務を遂行していく必要があります。知識を広げるために、現場での他部門との関わりを増やし、より専門的なことまで把握していこうと思っています。現場にいるからこそ得られる、たとえばサブコントラクターからの生の声を聴くことで、どのような設計であれば施工性とコストを両立させることができるかなど、経験を十分に積み、その経験を今後の設計にフィードバックし、より現実的な設計に取り組めるよう成長したいと考えています。
今後は部下を育てることも私のミッションの一つになります。人の意思と手によって動かされるプロジェクトである以上、ミスやトラブルを100%防ぐことはできません。しかし、ミスやトラブルが起きてしまったときは、逃げずに自らが先頭に立ち、誠実に行動することで事態を改善していきたいと考えています。他人任せにしておけば、誰かがやってくれる…そうではなく、切羽詰まった状況でも自らがいかに逃げずに行動できるか、最良な解決策を出していけるかを重要視していきたいです。こうした仕事への取り組み方や日揮の精神も後輩たちに伝えていきたいです。

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キャリアパス

キャリアパス
2004
シビル部
ガス処理プラント建設プロジェクト(カタール) コンクリート基礎詳細設計担当
2005
同プロジェクト 現場駐在(シビルフィールドエンジニア)
2008
ガス処理プラント建設プロジェクト(アラブ首長国連邦) コンクリート構造物設計担当
2012
製油所建設プロジェクト(サウジアラビア) 鉄骨構造物設計担当