仕事と人

電気エンジニア

プラントの血液である電気で巨大プラントに命を吹き込む。
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学んできたことが生かせる仕事。電気のスペシャリストになる。

高専にて電気科、大学院で電気電子情報工学を専攻し、ずっと電気について学んできました。就職活動当初は、日揮に対して電気のイメージはありませんでしたが、日揮のパンフレットやホームページで、電気の知識を生かし、海外で大きなプラントを建設することができることを知り、もともとスケールの大きな仕事に携わりたいと考えていた私は日揮のプラントエンジニアリングに魅力を感じ入社を志望しました。

人間に置き換えると、電気は血液にあたり、エネルギーを運び、伝えるもの。

電気部では主に、プラントで使用される多種多様な機器に必要な電力を安全かつ低コストで効率的に供給できるよう、発変電・送配電設備、動力関連の設計を行います。また、プラント完成後、運転を行うオペレーターが安全に働くためのインフラである照明設備、通信設備にも携わるなど電気部が関わる設計業務範囲は多岐にわたります。オペレーターは電気の知識に必ずしも明るいわけではないため、プラントが安全に運転されていくために私たち電気エンジニアが担う責任は重大です。もし万が一、プラントが正常に作動しなければ生産が止まるだけに留まらず、可燃性ガス・オイルを扱っているため、オペレーターが危険にさらされることがあります。このような事態を未然に防ぐため、各専門分野のエンジニアと連携・調整・折衝を重ね、プラントの安全性を高めています。また、現場の工事初期から最後の試運転まで携わり、プラントのスタートアップを見守ることが多くあります。プラントの血液ともいわれる電気により、巨大プラントに命が吹き込まれるところに立ち会うことができるのは電気エンジニアの醍醐味、味わうことのできる感動だといえます。
私はこれまでカタールのガス処理プラント建設プロジェクトの建設工事現場とサウジアラビアの製油所建設プロジェクトの建設工事現場に駐在しました。プロジェクトの規模はいずれも巨大で、消費電力は154MW、一般家庭約30万世帯、約75万人都市と同規模、使用する電線の総長も約2,000kmと、直線距離で東京-大阪間を2往復半できる長さでした。サウジアラビア駐在時は電気部門のアシスタントセクションマネージャーとして、主に電気設備のテスト、トラブルシューティングを担当。真夏に18.7MWの超大型モーターが回らず、解決するため、現場内を駆けずり回りました。不幸にも現地のラマダン時期と重なったため、イスラム教徒である現場作業員への配慮から水も飲めず、体力的にも辛く、顧客の立会のもとであったため、緊張感が大きかったことを今でも覚えています。結局、その場で解決はできず、超大型モーターの製造元から派遣された専門家と協同して解決することができたのですが、厳しい自然環境下で、あの緊張感の中、必死に業務に当たった体験はなかなかできるものではなかったと思っています。
海外駐在の魅力は、日本の文化から離れて、異文化に触れながら仕事ができることです。文化や習慣の違いによる大変さを嘆くのではなく、前向きに楽しもうという意識を持つこと、たとえ砂漠の中であっても、「こんな機会は味わえない」と前向きにとらえることで、辛さも感じず、こうした意識が仕事のスピードアップや、質の向上といった自身の成長につながるのです。また、現場では横浜のオフィスにいるときに増してチームワークを感じることがあります。国籍問わず、長い期間、現場やキャンプ(宿舎)生活をともにするからこそ結束も高まり、各地にいる外国人のスーパーバイザー(現場監督)とも友好を結べることもこの仕事の醍醐味の一つ。「また君と一緒に仕事がしたいから、次のプロジェクトにも俺を呼べよ」と言ってもらえたのはうれしかったです。信頼できる仲間なので、私が担当する次のプロジェクトでは、第一線で働いてもらいたいと思っています。

化学反応を起こせる電気エンジニアのプロを目指す。

私は電気エンジニアとして、まだまだスペシャリストとはいえません。今後はプロジェクトの大型化にともない、日揮単独ではなく、ジョイントベンチャー(JV)を組成し遂行するプロジェクトが多くなると考えます。他社のエンジニアと専門的な協議・交渉をし、日揮の責任範囲を超え、JV全体の電気設計をリード、コントロールできるエンジニアにならなければならないと考えています。
まずは近い目標として、一つのプロジェクトの各分野を統率するリードエンジニアになるために、もっと柔軟な考え方をするように心がけ、幅広い経験を積む必要があります。特に欧米人と関わることが多く、文化や習慣の違いにも対応できる“人間としての面白み”を持てる魅力あるエンジニアになれるよう日々努力しています。
また、巨大なプラントを建設するには、多くの人の協力が必要です。日揮のエンジニア一人ひとりの知識、経験が集まり、それらが化学反応を起こし、一つとなることでプラントの完成へと繋がっていきます。一人のエンジニアとして、技術的知見もさることながら、人間と人間だからこそのコミュニケーションを大切にすることが重要なのです。
これからは、多くの部門と関わる電気エンジニアのポジションを生かし、より能動的に考えて行動し、さまざまなプロジェクトを成功へと導いていきたいです。

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キャリアパス

キャリアパス
2006
電気部
2008
LNGプラント建設プロジェクト (オーストラリア) 電気設備FEED、詳細設計担当
2012
原油処理プラント建設プロジェクト (サウジアラビア) 現場駐在(電気フィールドエンジニア)
2013
製油所建設プロジェクト (サウジアラビア) 電気設備詳細設計担当