仕事と人

配管エンジニア

むき出しの配管こそ、プラントの良し悪しを決めるカギ。
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本当の意味でのスケールの大きな仕事は、日揮でしかできない。

大学では機械工学を専攻しており、就職活動当初は、電車や飛行機などを製造する重工系の企業への就職を目指していました。とにかく自分が設計したものが実際に世の中で誕生し、動くということを、仕事を通じて経験したいと考えていました。しかし、企業研究をしていくうちに、電車や飛行機に使用される部品の設計は規模が小さく、自分がイメージしていたスケール感とは大きく異なりました。そんなとき、たまたま参加した日揮の説明会でプラントエンジニアリングの世界を知り、巨大なプラント建設だけでなく、そのまわりに必要な道路や滑走路まで敷設し、建設国の発展まで導くというスケールの大きな仕事に衝撃を受けました。私が探していた大きなモノづくりとは、まさにこの会社でしかできないことだと感じた瞬間でした。

言語の壁を超えるため、図示による可視化で効果的な指示を実現。

装置エンジニアリング部は、各種機器をつなぎ、プラントを一つの装置として機能させる配管を設計する部門です。配管のレイアウトを担うチーム、配管強度を解析するチーム、配管材料・機材の選定に関わるチームなどがあります。
配管は、たとえば、プロセスから流体の圧力や流量、温度など、基本設計の情報をもらい、熱応力計算などをもとに、安全性、操作性、維持管理性、経済性などを考慮しながら配管レイアウトに反映させ、次の部門に情報を渡さなければなりません。鉄骨の組み方・高さ、機器の配置・ノズル位置など、シビルや機器、計装制御、電気など、多くの部門の詳細設計に影響をおよぼす情報の決定を担っており、その判断にはスピードと正確性が同時に求められます。また、他専門部と同様、調達部門と協力して溶接、製作を行うベンダーを選定し、目指す品質や納期を実現できるように努める調整力や管理能力も求められます。
現在、リードエンジニアの補助であるアシスタントリードエンジニアとしてクウェートの製油所改造プロジェクトに携わっています。主な業務は配管材料集計・配管工事量の管理、調整です。数万点・数万トンにおよぶ配管材料を、必要な品質で、必要な時期に建設現場に届けるべく、また予算や納期を考慮した適切な配管工事量内に配管レイアウトを納めるべく、日々業務を行っています。現在の私のチームは、日本人、インド人、フィリピン人、ネパール人で構成されているように、前述の業務を行う上で、現場でも横浜本社でも多くの外国人の方々と協力して仕事を進めています。知識や経験、国籍、文化の異なる人への指示は、言葉だけでは限界があるため、できる限り可視化することを心がけています。絵やグラフを使った、一目でわかる指示書により、配管設計の修正指示も細かいところや微妙なニュアンスまで、伝えることができます。これは過去に多くの失敗をした、私自身の経験から来ています。プロジェクトを少しでも早く、一歩でも多く前に進めるためにはどうしたらよいのか、自ら試行錯誤しながら、「マニュアル」だけでは対応しきれない事象に対して、自ら工夫し自らのアイディアをもって仕事を進めていくことにエンジニアとしての仕事の面白みがあると思います。

柔軟な思考を持つ理想的な配管エンジニアになるために。

入社して研修を受けたあとすぐ中東のガス液化プラント建設プロジェクトにアサインされました。海外駐在をしてみたいと思っていたので、希望を出して上司に頼み込み、念願叶って海外の現場に赴任。当時24歳ほどで年齢も若かったのですが、不慣れな部分もあり、遅くまで勉強、業務といった正に泥臭さ溢れる体力勝負の毎日でした。初めての部下3名を持ちながら、配管フィールドエンジニアとして、ラインチェック、現場トラブルシューティング、現場の状況に合わせた配管設計修正指示など、若いながらも責任ある仕事を任され、大きなプレッシャーのもとで非常に大変な時期もありました。しかし、どんなに辛いときでも、上司や先輩の経験をもとにした励ましやアドバイスなど、温かいサポートがあったからこそ孤独を感じずやり遂げられたと思いますし、そんな助け合いが意識せずに行われ、チームで働くという感覚が浸透していることも日揮という職場の魅力だと思います。
苦労を積み重ねて完成させたプラントには、非常に愛着がわき、完工後の今でもGoogle Earthで見るほどです。巨大なプラントを目の当たりにし、その建設に直接携わることができたこの駐在経験をはじめとして、入社から現在まで、学生のときに思い描いていた桁違いに大きいスケールのモノづくりに携われていると日々実感しています。
今後は、業務のスピード、正確性、品質や納期を実現する調整力や管理能力をもっと高め、正解がない中でも正解を見つけられるように、いろんな見方、考え方を吸収して、凝り固まったものを持たない柔軟な思考を持ち続けていきたいです。将来は、装置エンジニアリング部の名の通り、「装置=プラント」と捉え、プラント全体を総合的に考え、配管設計ができるエンジニアになりたいです。

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キャリアパス

キャリアパス
2006
配管エンジニアリング部
ガス液化プラント建設プロジェクト(カタール) 配管設計担当
2008
同プロジェクト 現場駐在(配管フィールドエンジニア)
2011
ガス処理プラント建設プロジェクト(カタール) 配管設計担当
2012
製油所拡張プロジェクト(ベネズエラ) 配管設計担当
2012
JGC Gulf International Co. Ltd.(サウジアラビア) 出向(配管部門アドバイザー)
2014
製油所改造プロジェクト (クウェート) 配管設計担当