JGC Global Engineering

プロセス技術本部 HSEシステム部 ガス処理プラント建設プロジェクト(カタール)

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Q1 海外赴任のきっかけ、海外赴任にあたっての想いを教えてください

2011年に日揮がカタールで巨大なガス処理プラント建設プロジェクトを受注して以来、横浜本社にてこのプロジェクトのHSEエンジニアとして設計業務を担当していました。設計が終了し、自分が横浜で設計した設備の試運転業務を担当するため、2013年からカタールの建設現場に駐在しています。初めての現場駐在のため、自分が設計した設備が実物としてどのように動き、どのような問題が起きるのかなどを確認し、今後のプロジェクトの設計業務に活かしたいという想いを持って赴任しました。

Q2  赴任先での仕事内容を教えてください

このプロジェクトは、現場における最大作業員数が2万人を超えるといった日揮が今まで受注したガス処理プラントの中でも最大規模であり、現場では顧客にプラントを引き渡す前の試運転を担当するエンジニアとして業務を行っています。主な担当業務はプラントから出た排水処理設備の試運転および消防設備(消火栓、水噴霧消火設備、泡消火設備)の放水テストです。プラントの安全性に対する顧客要求は年々高まっており、そのような顧客の期待を満たす結果を出すには一筋縄ではいきません。

Q3 実際に現地で働いてみての印象は

建設現場では現地のカタール人がほとんどいません。人口の約80%は外国人というカタールのお国柄もあり、現場でもさまざまな国の人が働いています。特にインド、フィリピン、マレーシアの方々が多く、仕事を進めるために英語が必要不可欠となっています。さまざまな国の人が現場で一つのプラントをつくりあげるためにともに働いているため、価値観の違いなどから、慎重に進めるのか、進めながら直していくのかなど、仕事の進め方で議論になることもよくあります。彼らの現地語であるヒンディー語やタガログ語を勉強し、それらを使ってコミュニケーションをとるなど工夫もしています。文化や言葉の壁を超え、各々の考え方を理解し、チーム一体となって一つのゴールを目指す姿勢をつくりあげていくことが重要だと感じています。

Q4 現地での仕事で達成感や自身の成長を感じたことは

実際に設計した設備を目にすることで、赴任前と比べ、設計図面や3Dモデルを見たときに実物がどのようなものなのかイメージしやすくなりました。また、建設はEPCの最終フェーズであり、以降、遅れを吸収することができません。リカバリーすることのできない納期が刻々と迫っている建設現場ではスピードが求められるため、自分の小さな仕事が一つでも遅れると他部門の仕事、ひいてはプロジェクト全体の工事の進捗に大きな影響を与えるということを実感しました。たとえば、消火設備の放水テストで顧客から承認が下りず、放水テスト後に予定していた工事作業、またそのあとに予定されていた工事作業が波及的に遅れてしまうといったことです。このような経験から、横浜で設計業務を行っているときには実感することのできなかった非常に切迫したスケジュール感覚やそれを厳守することの大変さ、大切さを学んでいます。

Q5 仕事を通してチームワークを感じていることは

建設現場の作業状況は日々変わるため、他部門の工事進捗状況の確認や何か問題が起きたときに調整を行うための打ち合わせが頻繁に行われています。お互いの作業確認をすることで、何か問題が発生すると、それがたとえ一つの部門のミスによる問題であっても、すぐに関係部門の人が全員集まり、皆で解決策を検討しクリアしていきます。もちろん各担当が責任を持って業務を遂行していますが、何か問題が起きたときには皆で解決するという関係性が構築されており、そこにチームワークを感じます。前述のとおり、波及的に影響が広がっていく可能性もあるため、このようなチームワークがなければ、巨大なプラントを完成させることはできず、日揮社員全員が持ち合わせているべき資質なのだと感じています。

Q6 今後、挑戦(成長)していきたいことは / チャレンジしたい仕事内容、キャリアは

私は運良くプロジェクトの見積段階から詳細設計および現場業務までを一貫して経験することができ、全体のプロジェクト全体の流れがつかめるようになりました。また、顧客と密にコミュニケーションをとりながら試運転作業を進めることができているため、顧客のニーズやそれを把握することの重要性について学ぶことができました。現場で発生する問題や顧客のニーズを考慮した見積や設計など、この経験を今後のプロジェクトに活かし、利益とスケジュールを守りながらも顧客から高い満足度が得られるエンジニアを目指していきたいです。

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現地での暮らしについて

日本との違いも含め、現地での暮らしをどのように楽しんでいますか

カタールの週末は金曜日と土曜日ですが、建設現場では金曜日のみです。木曜日の夜にはキャンプ内のバーや街中のホテルで食事をして、翌日はプールサイドで読書したり、キャンプの周辺で走ったり、同期と買い物に出かけたりしてオンとオフのメリハリをつけて過ごしています。

グローバルでの活躍を希望する新卒学生にメッセージを

入社して海外勤務する醍醐味

海外でさまざまな国の人たちと働くという、学生時代までとは違う環境に身をおくことで、自分の視野が広くなり、柔軟性を持った人に成長できると思います。このような海外での勤務経験は日本だけでなく、世界中のどこに行っても通用する力になると思います。

1日の仕事の流れ

5:00
出勤(キャンプから現場オフィスまではバスで15分程度)
5:00~
朝礼(Tool Box Meeting)に参加し現場巡回
現場作業の進捗状況確認
スーパーバイザー(工事監督)とともに顧客の立ち会い検査を確認、準備
顧客立ち会いの試運転作業
11:30
昼食
13:00
部門内での作業確認
13:30
デスクワークおよび顧客立ち会いの試運転作業
20:00
業務終了・帰宅