JGC Global Engineering

第3事業本部 プロジェクト第1部 プロジェクトエンジニア

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Q1 海外赴任のきっかけ、海外赴任にあたっての想いを教えてください

チリへ赴任の話があったのは、出張先のインドネシアで移動中のタクシーの中。顧客への大事なプレゼンを前に頭を整理している最中でした。これまで良好な信頼関係を築いてきていた顧客がチリで大型の銅鉱山開発を進めており、その立上げと拡張工事の基本設計に顧客の一員となって関わってみないかというもの。
今まで日揮社員が足を踏み入れたことのない国、経験したことのないプロセス、さらにマイニングビジネスの主役である銅に関われるということで、あまりにも唐突な話に、『考えさせてください』としか答えられませんでしたが、直感的には『またとない面白そうなチャンスが来た』と思いました。
これまで全く接点のなかったスペイン語圏ということや、一人で赴任するということに多少心細さは感じましたが、チリの銅鉱山プロジェクトというマイニングビジネスを牽引しているビッグマーケットの一つを開拓するぞという想いの方が圧倒的に勝り、赴任を決断しました。

Q2  赴任先での仕事内容を教えてください

このプロジェクトは原料となる鉱石に含まれる銅品位0.3%を30%に、モリブデン品位を0.07%から50%にまで高めるプラントを建設するというものです。銅精鉱の生産では世界需要の30%強を賄うチリにおいて、9番目の鉱山規模になり、モリブデンに至っては本プラントだけで世界需要の10%もカバーしてしまう世界最大の生産設備です。
まず赴任後最初の半年は、建設終盤に差しかかった現在遂行中のプラントの試運転(コミッショニング)、立ち上げ業務に携わりました。初めて目にする設備を前に興味津々の日々でした。業務を通じて、プロセスの流れや各設備の特徴などを把握し、設計上注意すべき点や運転に気を遣う点などを吸収していきました。
今後の半年は、新しく拡張工事されるプラントの基本設計業務に従事することになります。この基本設計をもとに見積作業が行われ、コントラクターが選定されますので、拡張工事への参入を狙う当社にとって、顧客の立場で基本設計業務を行うことは非常に重要な経験を積む機会となります。しかし、南米のプロジェクトではネームバリューのある北米コントラクターの実績が圧倒的に多く、この分野ではまだ無名の当社が受注競争を勝ち抜くのは簡単なことではありません。顧客のニーズを当社の基本設計や見積のプロポーザルに反映し、競合他社と差別化できるよう、粘り強く対応していきたいと思っています。

Q3 実際に現地で働いてみての印象は

最初はやはり言葉の壁に苦労しました。チリは大卒者でも英語を理解する人が非常に少なく、仕事はもちろんのこと、生活するためにも必死で勉強しています。ただ、チリ人は非常に明るく、話しかけるとすぐに友達になれるので、困ったことがあれば親切にサポートしてくれます。
また、必ずしもチリに限ったことではありませんが、時間にはとてもおおらかです。いつできるか聞くと、いつも『マニャーナ(明日)』という答えが返ってきますが、その通りに終わったことはありません。できない理由もあれこれと上手に説明されるので手を焼きますが、理屈と精神論を組合せ、そこを何とかするところに面白さを感じています。

Q4 現地での仕事で達成感や自身の成長を感じたことは

自分のアイデアや意見で周囲の人が動いてくれ、結果がついてきたときや、過去の経験にもとづく対応策により、問題を解決できたときは達成感を感じます。頻繁にはありませんが、こういう場面があると過去の苦しかった経験は確実に自分の成長に役立っていると感じることができます。自ら冷や汗をかき解決してきた経験に裏打ちされた意見というのは、自分でも自信をもって相手に伝えることができ、自然と言葉も説得力を帯びます。仲間と共に問題に立ち向かうとき、自分の考えを押しとどめても、私の意見に従ってくれるというのは、そういった経験や自信を認めてくれているからだと思います。今ここで直面している問題も将来の糧になると信じています。

Q5 仕事を通してチームワークを感じていることは

プレコミッショニングの進捗が思わしくなく、休日返上で業務に取り組んでいた時期に、なかなか解決できない問題があり、いよいよ工程が切羽詰ってきました。夜中に会議を開き、全員で意見を出し合い、徹夜で作業にあたり、なんとか終えることができました。あの時、一人でも欠けていたら期限は守れなかったと思います。今振り返ると、全員疲労が蓄積した中でやり遂げることができたのは、お互いに励まし合い、自由に意見が言える仲間がいたからだと思います。
また、現場では拙いスペイン語でもこちらから積極的に話しかけていきました。運転員から建設会社の作業員まで色々な人に声をかけ、話していくうちに今度は相手の方から声をかけてくれるようになり、自分が気にしていた問題の状況を報告してくれるなど、仕事がやりやすくなりました。このように気兼ねなくコミュニケーションできる雰囲気を醸成することができたのも日揮で培ったチームワークのおかげだと感じています。

Q6 今後、挑戦(成長)していきたいことは / チャレンジしたい仕事内容、キャリアは

コントラクターとして、日揮として、この国で銅鉱山開発プロジェクトのEPCを請負いたいです。そのためにもこの拡張工事の基本設計を慎重に実施することで経験を積み、この経験を生かして熾烈な見積競争を勝ち抜いていきたいです。将来的には南米のマイニングビジネスや他の地域における銅鉱山開発プロジェクトに関わっていきたいと思います。建設や運転のしやすさを常に考慮しながら設計する日揮は顧客の期待に応えられる数少ないコントラクターだと思いますので、是非参入し、プロジェクトの成功を顧客と共有したいです。

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現地での暮らしについて

日本との違いも含め、現地での暮らしをどのように楽しんでいますか

地図で見て分かる通り、チリは南北に細長い国で、砂漠あり、氷河ありの様々な気候と自然が見られる国です。先端技術や流行では先進国に遅れをとっていると感じることがありますが、都会で生活していると流行にとらわれすぎてかえって窮屈に感じることもありますので、ここは俗世間から距離を置きやすい環境かもしれません。休日はバスなどを乗り継ぎ、写真でしか見たことのない雄大な自然を肌で感じています。子供のころ、近所の山を探検するだけでワクワクした感覚を久しぶりに思い出し、心身ともにリフレッシュできています。

グローバルでの活躍を希望する新卒学生にメッセージを

入社して海外勤務する醍醐味

当社の現場になるような場所は、旅行でもそうそう行ける場所ではありません。同じビジネスをしていない限り、一生知ることのないような場所で、さまざまな国の人たちとの仕事を通じて異なる文化や考え方を学べますので、視野も広がり、人間的な成長の機会にも恵まれていると思います。もちろん過酷な面も多々ありますが、自分の成長だけでなく現地国の発展に貢献し、人々の生活を豊かにできる喜びを肌で感じることができます。

1日の仕事の流れ

7:00
出社、メールの確認
7:30
夜勤シフトの引継ぎ、及び1日の作業優先順位の確認会議
9:00
現場、もしくはDCS(Distributed Control System:分散制御システム)ルームでコミッショニング作業
13:00
昼食
14:00
現場、もしくはDCSルームでプレコミッショニング作業
19:00
進捗確認会議
21:00
業務終了・キャンプへ移動