JGC Global Engineering

ドーハ事務所長兼アブダビ事務所長

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Q1 海外赴任のきっかけ、海外赴任にあたっての想いを教えてください

当時の上司に別室に呼び出されたときは、何かとんでもないミスを犯してしまったのかと思い、非常に緊張しながら部屋に入った記憶があります。そこでドーハ事務所赴任の話を聞いたのですが、赴任はもっと経験年数を積んでからのことだと思っていたため全く予期しておらず、ただただ驚いてしまいました。そのあと、考えれば考えるほど不安を感じずにはいられませんでしたが、入社前から海外勤務を希望していたので、「やってみよう!やってやろう!」という気持ちで赴任先に向かったことを覚えています。

Q2  赴任先での仕事内容を教えてください

事務所の仕事内容は多岐にわたり、会社の状況や世界の情勢によって変わりもしますが、主となるのは管轄地域の案件に関するマーケティングと顧客に対する営業です。管轄地域の「今」を本社へ伝えられるエキスパートとなるため、同業他社や顧客など、なるべく多くの人と知り合って意見交換を行い、情報を集めて精査することが毎日の仕事。本社が入札を行う案件を選定し、見積、入札、受注に至るまでには、各段階における現地の生の情報が不可欠なため、常日頃から国や顧客の方針、案件状況を多角的に捉え、変化に対しても過敏に反応しなくてはなりません。また、管轄地域で遂行中のプロジェクトのサポートも重要な仕事の一つ。現在、カタールでは超大型のガス処理プラント建設プロジェクトが遂行中のため、円滑な運営に貢献すべく、ほぼ毎日のように現場のアドミニストレーションチームとは連絡を取り合い、人事、法務、経理など、幅広い情報共有を行っています。

Q3 実際に現地で働いてみての印象は

現地における日本企業のプレゼンスが年々失われていることを痛感します。たとえば、数年前は日本製品が多く並んでいたデパート等で、現在売られている電化製品のほとんどが韓国企業の製品です。店内でも一番目立つところに配置され、日本企業の製品は辺りを見渡してみないと見つかりません。携帯電話に関しては、某アメリカ企業の製品と韓国企業の製品のほぼ一騎打ち。現地の人に聞いてみると、日本企業の製品に対する安心感はこれまで通り評価されていますが、値段とデザインが理由で選ばれることが少なくなったようです。日揮がいる業界でも、韓国勢との競争入札は一般的となり、今度は中国勢が参戦の機会を伺っています。これからは韓国勢にも勝てるコスト競争力を身につけることも大事ですが、そのような過酷な競争環境を作らせないための工夫と努力を行わなくてはならないと思っています。

Q4 現地での仕事で達成感や自身の成長を感じたことは

赴任する前と比べて、自分一人で考えて行動する力が身に着いたと思います。赴任当初は現地のことをほとんど知らないということもありますが、経験が少なく、考えてもわからないことが多かったので、行動力で全てを補うつもりでとりあえず動き回っていました。そのときと比べて、今は本社から受けた依頼を実行するだけではなく、それをサポートできる事柄が何かと考えて情報を集めたり、問題意識の先にテーマを見つけて自分なりに調査することができていると思います。このようになれた一つのきっかけは、赴任当時に本社にいる先輩が毎日のように時間を割き、意見を共有し一緒に考える機会を設けてくれたからです。この時間を通じて自分の行動を反省し、もっと良くしていくためにどうすべきか考えるようになりました。それ以来、一日の終わりには必ずその日の活動を振り返ることを習慣とし、そのような時間の連続が自分の成長を後押ししてくれていると感じています。

Q5 仕事を通してチームワークを感じていることは

正直、自分の知識・経験不足のため、その場では理解できないこともあります。調べて分からないことは、本社のそれぞれの分野の専門の方に問い合わせるのですが、いつも親身に相談に乗ってもらいアドバイスを与えてくれます。事務所は基本的に本社社員一人の駐在のため、自分の考えで行動をとることが基本ですが、困ったときはいつでも協力してもらえる人たちがいるので安心して仕事ができています。ドーハとアブダビ事務所のスタッフとも一緒に仕事をするため、常にお互いが意思の疎通を図れるよう、働きやすい環境の提供とコミュニケーションを密にとることを心がけています。

Q6 今後、挑戦(成長)していきたいことは / チャレンジしたい仕事内容、キャリアは

現在担当している国を更に深く知りたいと思う一方で、今後は他の地域や、異なる顧客を相手にして仕事をしてみたいという気持ちも持っています。今の自分の仕事のやり方は中東という地域に合わせてかなり偏ってしまっているのではと感じることが最近良くあります。中東以外の異なる地域や顧客を相手として仕事をすることで、さまざまな仕事のやり方を学びながら経験を更に積み重ね、営業という業種の中で自分特有の仕事のやり方を見つけ育てていきたいと思っています。

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現地での暮らしについて

日本との違いも含め、現地での暮らしをどのように楽しんでいますか

カタールもUAEも人口の80%前後が外国人という非常に珍しい地域です。さまざまな国籍の人が仕事をしにきており、仕事でもプライベートでもマルチナショナルな環境を経験することができます。 週末の日中はテニスコートで汗を流し、夜はレストランやバーでお酒を愉しむことが多いです。日本と比べて娯楽が少ない分、積極的に人と話したり一緒にお酒を飲むことになるので、人間関係を充実させやすい環境にあるように思います。

グローバルでの活躍を希望する新卒学生にメッセージを

入社して海外勤務する醍醐味

海外事務所勤務の醍醐味は、第一線にいることです。振り返ると、本社勤務では案件の取り巻く環境や顧客に関して、なかなか現実味が湧きづらかったように思いますが、ここはまさにその現実の真っ只中。案件を取り巻く環境に自分自身を置き、目の前にはいつも顧客がいます。普段から接するため顧客や案件への思い入れが強くなりますが、広い地域を客観的に捉える本社の判断で、その思いを砕かれることも多々あります。顧客から会社を賞賛する声を直接聞くこともできますが、クレームや要望も容赦なく浴びせられます。楽しいことばかりではありません。ただ、間違いなく毎日色々な刺激があり面白味は十分。貴重な経験ができることは間違いありません。

1日の仕事の流れ

7:30
出社 メールチェック、ニュースのヘッドラインを確認
8:00
秘書と一日の予定を確認
9:00
顧客と将来案件に関するミーティング
10:30
パートナー企業と意見交換、情報共有
12:00
顧客と昼食ミーティング
14:00
メール対応、新聞・ニュースの確認
16:00
現場オペレーションと人事・総務・経理関連の電話会議
17:00
アブダビ事務所から電話で今日の業務報告を受け、翌日の業務を指示
18:30
業務終了・他社駐在員とレストランで夕食